2020/08/15 TBSテレビ 【報道特集】
<特集>「戦争と感染症」1・100年前の悲劇・軍艦クラスター
愛知・岡崎市に軍艦「矢矧(やはぎ)」ゆかりの矢作神社の本殿の一角には、100年前に乗組員らから寄贈された「矢矧」の模型がある。
第1次世界大戦当時、「矢矧」はインド洋など各地で輸送船の護衛にあたっていた。
防衛省に長年保管されていた「矢矧」の航海日誌の流行性感冒に関する報告には、艦内にウイルスが持ち込まれ、多くの犠牲者を出すまでの一部始終が記されていた。
大戦末期の1918年11月、別の巡洋艦と交代するよう命じられ、シンガポールに寄港した「矢矧」。
シンガポールでのスペイン風邪の流行を警戒し、艦長は当初、乗組員の上陸を禁止。