店は居抜きで、ほとんど手を入れて無いとの事。でも大将の目利きにかなった魚はその技術で素晴らしい料理に昇華し、センスの良い器に盛り付けられている。
自家製カツオの塩辛、ホタルイカの天ぷらには卵黄の醤油漬けを絡めて、〆サバのうの花和えには新生姜の刻みと花穂紫蘇を散らして、鯛の兜煮、ご飯は蟹飯のおにぎりとしじみ汁。覚えているのはこの位かな。
料理人の俺もうなるくらいの味と盛り付け。大将は褒める俺に恐縮しまくりで、リラックスするようお酒をすすめたんだけど
「一杯だけにしておきます、今日は印象良くしておかないと次が無くなるから」
と料理に専念してくれた。
彼女はこっそり「大将はいつもは結構飲むんですよー笑今夜は店長の前で緊張してるのが分かるから見てて笑えるー。」