指定時間より前にケーズデンキの駐車場に着いた俺より少し遅れてブスの車が国道の先からこちらに向かって来るのが見えた。
車は左折で駐車場にゆっくり入るとこちらに一旦停止してから助手席側をこちらに向けるように停車した。
約束を破り手前ではなく待ち合わせ場所に着いてから俺の車を確認してワンピースを脱いでいる。これはどんなお仕置きをしてやろうかと企みながらも徹夜明けの俺は、いや俺自身がはち切れんばかりだった。
なかなか動き出さないから電話を入れる。「はい?」「早く来ないと帰るぞ」「今行きます」
ようやく車は動き出し、ゆっくり隣に停まった。