「◯◯〜？ここだよね？ちょっとー！」

Sが呼んでいる。俺は焦った。かなり気を抜いてほぼ寝そべる形でシコっていたので驚いた拍子に足が近くにあった椅子にあたり、音が出た。

「いるんじゃんー、ちょっと助けてよー」と言いながら入ってくるSの速度に間に合わず、ズボンを上げて息子を仕舞おうとした時にSと対面した。

Sは少し驚いたのちにすぐに、状況はわかったというようなにやけた表情で聞いてきた。

「何してるの？」

俺はなんて言い訳したからもう覚えてないが、次のSの発言は普段のSのイメージと乖離しており、それに興奮した俺はしまいそびれた息子をまたギンギンにした覚えがある。

「うちのことえっちな目で見て、それでここで一人でしてたの？」

言い訳のできない状況に、俺は降参して全てを白状した。
Sのチラチラ見える部分に興奮して試合に集中できそうもないのでここで一人で致していたことを。