６年生の時に、転校生のＴ君と仲良くなって家に遊びに行った。
玄関入ったらすぐ台所、引き戸があって奥が７畳ぐらいの居間。
昭和の青春ドラマに出てくるような、狭いアパート。
本来は独居用なんだけど、母子家庭ということもあって
「子供は小さいうちは」と、お目こぼしされていたらしい。
その日も二人で居間でゲーム中、Ｔ君が急に立ち上がり
「もうムリ！　ションベン！」と言って、台所に続く引き戸をガラッと開けた。
するとそこには、いつの間に帰って来ていたのかＴ君の姉がいて、
通っているスイミングスクールの水着に着替えている最中だった。
お姉さんはタオルも使わずに全裸になっていて、
明るい水色の競泳水着に片足を上げて脚を通そうとしている。そんな瞬間だった。
スッパダカのお姉さんは、丸出しのまま硬直。
前かがみになって強調されたオッパイ。すっかり生え揃ったボーボーのマン毛。
我に返ったお姉さんは水着で身体の前を隠し、自分をキッと睨んで引き戸を閉めた。
その後は、トイレから出てきたＴ君と壮絶な姉弟ケンカ。
ほどなくしてＴ君一家は、また引っ越していってしまった。