仕事も家庭もうまくいかなくなってきた頃コロナ禍になって、都内のマンションを嫁に置いて離婚して仕事もやめた、俺は田舎の山にボロ小屋と畑つきの土地を80万円で買ってうつり住んだ、最初は小屋にこもっていたけどそのうち晴れの日は畑をやるのが楽しくなった
まわりの畑をやっている人は7-80歳のじいさんばかりだけど60歳位のおばさんが一人いてだんだん話するようになった、ボロ小屋にごはんつくって持ってきてくれたりするようになってあまり素性も聞かず自然とそういう仲になってしまった
あまりに自由に来てくれるから家族構成とか独り身なのかすらたずねるタイミングを失ってしまい今さら聞けずにいる、ほぼ住みつかれているような感じでこっちも柔肌が心地よいからまあいいかくらいなところもあるが不安になるときもある、あのひとなんなんだろうな