人体を解剖していたら空腹感を覚えた――
これは死体を弄ぶ凶悪なシリアルキラーの証言ではない。医学を学ぶ、海外の学生たちの証言が話題となっている。
人体解剖という特殊な場で、人は一体何を思うのだろうか?英「Mirror」が報じている。

人体解剖は人間の体について学ぶ上で非常に貴重かつ重要な経験となる。
縁のない一般人にとって人体解剖は恐怖や嫌悪感、あるいは好奇心の対象に過ぎないが、医学を学ぶ者にとっては避けては通れない重要な勉強の場だ。

学生たちはこの貴重な経験に、一体何を感じているのだろうか?海外の女子医学生がとあるPodcastに体験談を寄せている。
彼女にとってまず印象的だったのは“脂肪”だ。痩せ型の人でも太った人でも、人体はどこも脂肪だらけだという。

「皮膚の層があって脂肪層があって、その下に筋肉や内臓があるのではありません。脂肪はどこにでも、ほんの小さな隙間にもあるんです。眼窩にもいっぱいです」

さらに彼女は“臭い”についても語っている。人体の脂肪には独特のひどい臭いがあり、手術用の手袋にまでしみ込むという。

「家に帰ると、ルームメイトはただいまの声を聞かなくても、臭いで帰ってきたのが分かるんです」

人体解剖の臭いは、多くの学生にとって非常に強烈なものだという。ある海外の掲示板には『死体安置所に入る前に鼻の下にヴィックス・ヴェポラップ(編集注:風邪に効く塗り薬。鼻がスースーする匂いがついている)を塗っていたが、それでも死体の悪臭は強烈だった』という書き込みがあった。
書き込みはさらに続いており『教官がなぜ平然としていられるのか分からなかったが、後になって教官が事故で嗅覚を失っていたことを知った』という強烈なエピソードを披露している。

さらに、ある解剖経験者は解剖中に空腹感を覚えたという意外なエピソードを披露した。
解剖に参加して気分を悪くし、吐いたり倒れたりする人もいる。だがこの証言者によると、死体のある種の臭いのせいなのか、実習が終わったころには参加者全員が空腹だったという。

解剖でお腹が減る!?かなり信じがたい、意外な証言が飛び出した。そんなことはあり得るのだろうか?
生物学に詳しい理学博士X氏にも尋ねてみた。

残念ながらX氏は人体解剖の経験はないが、動物実験で同じような経験があったと語った。

「当たり前ですけど体力と気力を使うので、場合によってお腹は空きます。最初はともかく、慣れてくれば実習後に食事するのも普通のことだと思いますよ」

人間にしろ動物にしろ、多くの人は解剖をしたすぐ後に食事をとる気にはなれないだろう。だが、X氏はどんなことにも人間は慣れるものだという。

「自ら育てたマウスを殺し、解剖するのに最初は泣いていた学生でも、繰り返せばそのうち平然と作業するようになります。そんなものです」

X氏はさらに続ける。

「解剖に慣れるとそれが生物とは思えなくなります。私は動物しか解剖の経験はありませんが、人間相手でもおそらくは同じではないでしょうか。というより、生き物だと思わないようにしないとできない。そうやって感情を排し、冷静に作業し観察し記録を取らなければ、かえって失礼に当たるのではないでしょうか」

とはいえ、ごく一部には純粋に肉を想起してお腹を空かした人もいるかもしれませんけどね、とX氏は最後にニヤリと笑った。

解剖という非日常の行為に、人間は何を思うのか、生じた葛藤をどう処理していくのか。解剖実習から学生たちが学ぶのは、生物の仕組みや構造だけではないようだ。

以下ソース
http://tocana.jp/2017/12/post_15303_entry.html

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