それも適応進化によるものなのかもしれない。霊長類は他の動物と比べると筋肉が少ないが、脳が大きな霊長類ほど筋肉が少なくなっているという。
これは、新たなる研究で明らかになったものだ。力より知恵を選択した結果によるものなのだろうか?

アメリカ北テキサス大学のマグダレーナ・マッチリンスキー博士は、自然死した霊長類の遺体を調査した。その対象となったのは、130gしかないフィリピンメガネザルや蟹を食べる体重数キロのマカクなど、幅広い種である。
1キロの脳組織が完全に機能するためには、1日に約240キロカロリーが必要になる。この人体のブドウ糖をより多く脳に配分する能力は、ヒトを賢くし、繁栄を助けたと考えられている。
研究では、各標本の体重と筋肉の量を計測し、さらに4種類の筋肉の生検も行った。その結果、脳が大きな霊長類ほど、筋肉量と遅筋繊維(タイプ1)が少ないことが判明した。遅筋繊維はマラソンなど、長時間に渡る活動に使われるものだ。

とは言え今回の結果は事前調査的なものだ。マッチリンスキー博士は来年あたりに、チンパンジー、ゴリラ、人間を含む、より包括的な解析を発表する予定だという。

昨年、別の研究者によって「利己的な脳」仮説を支持する証拠が発見された。この仮説は、脳は人体の他の部位よりも常に優先されているという仮説だ。
英ケンブリッジ大学の研究チームは、ボート部に在籍する62名の男子学生(平均21歳)に、3分間の記憶力テストと3分間の筋力テストを別々に行ってもらった。その後、両テストを同時に行ってもらい、それをその前の結果と比較した。

すると予想通り、同時に行った場合のテストの成績は、別々に行った時よりも悪化した。しかし、その悪化の程度は記憶力テストの方が優位に少なかった。
筋力テストの成績が12.6パーセント低下した一方、記憶力テストでは9.7パーセントの低下であった。つまり人体は素早い動きよりも、素早い思考を優先するよう進化していることが示唆されているのだ。

「大きな脳への投資は、ヒトを定義する特徴であると考えられます」とケンブリッジ大学のダニー・ロングマン博士は説明する。

「どこかの時点で、ヒトは”兵士から外交官”になったという説があります。つまり筋肉に頼るより、脳に頼る生活に移行したということです」

この間、ヒトは筋肉を発達させ、維持するための投資を減らして、社会的スキルの強化を促すようになった。肉体的な手段よりも、認知を通じて地位を手にするやり方に変わったのである。

人間が事実上地球の食物連鎖の頂点に立った理由は、ステ振りを能力に目いっぱいを振り分けた結果ということか。ゴリラ先輩は、筋力に振り分けちゃったから今一歩人間に及ばなかったのか。
バランス型より特化型のほうがリアルにおいては優位ってことなんだな。というかそもそも脳の大きさと知力の関係はどうなんだ?
大きさだけでいえば人間よりゾウの方が大きいわけだし体に対する脳の比率でいったら人間よりマーモセットの方が大きいわけだし脳の大きさと知力と筋力の関係性がちょっとよくわからなくなってきたぞ。

以下ソース
http://karapaia.com/archives/52254988.html

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