「人肉を培養したらどうなる? 私たちはカニバリズムのタブーを克服できるだろうか?」
Twitterでそんな問いを発したのは、『利己的な遺伝子』の著者としても知られる高名な進化生物学者リチャード・ドーキンス氏である。ドーキンス氏は動物の筋肉細胞を数週間培養して作る未来の食肉・クリーンミートのニュースに触れ、同じテクノロジーで作った人肉は食肉として認められるかを問うたのである。
トカナでもお伝えしたが、先日、一部企業が2018年中にクリーンミートを一般発売するというニュースが世界的な話題となった。クリーンミートは食中毒などのリスクが低く、その上、従来の畜産業より遥かにエネルギーや土地を使わずに済むという利点があるとされる。クリーンミートは増加する食肉需要を満たす上で重要なテクノロジーと考えられている。
ヴィーガンや菜食主義者の一部はクリーンミートの登場を歓迎している。彼らにとってクリーンミートは殺生を伴わない理想的な肉なのだ。では、この技術を用いて人間の筋肉を培養したら? 人肉食のタブーを我々は克服し、クリーン人肉を食肉だと認められるのだろうか?
ドーキンス氏による問いかけのツイートは大きな議論を呼び、現在までに700以上ものコメントが付けられている。その一部を見てみよう。
「人肉を作る目的は? 動物の福祉のためか? もっとおいしくて安い肉があるのに?」
「コンサート会場でアーティストから作った肉のケバブが売られたりして」
「親愛なるドーキンス博士。カニバリズムのタブーを克服したいなんてちっとも思わない」
「そもそも培養された肉なんて必要ない。家畜を育てればいい」
まさに賛否両論、様々な意見が寄せられている。だがやはり、培養されたものとはいえ、人間の肉を食べるということに否定的な意見が多いように見受けられる。
一方、人間が人肉を食べるデメリットについても議論されている。人間の肉には様々な感染症の原因となる病原体が存在する。特に危険視されているのは脳に重大な病気を引き起こすプリオンだ。いくら「クリーン」といえど、これらの危険性を完全に除去できるかは不明だ。
ドーキンス氏は今回の思考実験を「結果主義的な道徳」と「嫌悪感」のための興味深いテストケースと位置づけている。氏の狙い通り、道徳観や嫌悪感に基づいた様々な反応が返されている。
今はまだ思考実験の段階であるが、食肉の培養が一般的な技術となれば、人肉を培養する者が必ず現れるだろう。この問題は案外近い未来に、現実のものとして我々の前に立ちはだかるかもしれない。
以下ソース
http://tocana.jp/2018/03/post_16328_entry.html
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