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 長いドタバタの末に開場した豊洲市場。交通の便は決してよくはないものの、新しくなった市場見学にグルメにと、大勢の人が詰めかけるようになっている。それに比例するように、築地は、どんどん“完全に終わった街”になろうとしている。

 10月、築地の晴海通り沿いで長らく営業していたラーメン店「ふくちゃん」が閉店した。

 ここは、明太子のかねふくの資本だとかで、確かに食べ放題の明太子も置いてある名店だった。閉店を決めた理由は、市場の移転だ。ここは、周辺のサラリーマンのランチだけでなく、市場関係者が日の高いうちから飲んでいる店だった。

 お客の大半がもう二度とは来られなくなってしまった以上、閉店の決断は仕方なかったのだろう。

 築地市場が移転する一方で、場外市場は残った。その場外市場も、もう以前のような賑わいはない。それも当然。いわば、観光名所がなくなって、そのかつての名所への道すがらにある商店街だけが残っているようなものなのだ。

 足を運んだことのある人ならわかるだろうが、築地の場外市場は完全な観光地である。決して安くもない。お値打ち感のある魚やら何やらを売っている店が軒を連ねているわけではない。

 目立つのは、海鮮丼とか観光客ウケしそうな食べ物を売っている店だ。とりわけ海鮮丼系は値段も高額。それも、今までは許されていた。すぐそこに築地市場があるのだから、おそらくは新鮮で質のよいものなのだろうと、食べる人は考えていたから。

 実態は、築地で働く人から「周辺の地域にある、魚をさばいているスーパーで買ったほうが、安いし美味い」と言われていた。それでも、傍に築地市場があるということは、大きな付加価値となっていた。

 しかし、もう残されたのは「日常の台所」とするには高すぎる値札の店ばかり。そして、目立つ名所も見当たらない。

 この後、築地市場跡地がどんな施設になろうとも、先行きには不安しかなさそうだ。

(文=是枝了以)

以下ソース
https://www.cyzo.com/2018/12/post_186177_entry.html

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