常磐道における煽り運転殴打事件は日本国民すべてを敵に回したと言っても過言ではないほど、大規模な報道とネット炎上が巻き起こった

 加害者として宮崎文夫容疑者が逮捕され、とりあえず一件落着となったが、そもそも今回のニュースはなぜここまで盛り上がったのか。報道関係者に話を聞くと、とある裏事情が見えてきた。

「今回、一連のニュースを最初に報じたのはテレビ朝日さんです。視聴者からの映像投稿コーナーを設けており、そこに被害者から動画が寄せられたことがキッカケです。ここで拡散して各局が扱うようになり、尚且つ警察も動き出しました。どこの局もドライブレコーダーの明確な映像があり、殴りつける様子も車内を撮影したカメラにおさまっていたため、ニュースにしやすいという側面があったんです」(テレビキー局報道部員)

 やはりテレビは映像が命であり、その映像が存在したことが最も大きな理由になっているようだ。

「もちろん、あれだけ執拗に暴行したほか、常磐道以外でも煽り運転やトラブルを起こしていたとの追加情報があり、犯罪の内容があまりにも悪質ということも大きなニュースになった要因です。ただし、テレビ局の報道が過熱した最大のキッカケは、宮崎容疑者が事件を起こした際に乗っていた自動車にあります」(同)

 自動車にあるとは、どういうことだろうか。

「彼はBMWの自動車に乗っていました。各社で判断は分かれましたが『ドイツ製の高級外車』などと表現していたニュースが多いです。無論、誰もが映像を見ればBMWだと分かるんですが、あえてそこをボカしたんです。なぜなら、BMWにとってマイナスイメージを増幅させる映像だからです。自社の車両を使用して犯罪が起こったとなればBMWにとって大きなイメージダウンですよね。それを避けるためにドイツ製と言ったんです。つまり、テレビ局はBMWに忖度しているわけですが、それは当然ながらBMWが重要なスポンサーだからです」(同)

 たしかにBMWに責任はないが、イメージダウンは避けられないニュースでもあった。しかし、これと過熱報道がどう繋がるのだろうか。

「今回の事件で一番の被害者は殴られた男性ですが、二番目の被害者はBMWなんです。代車は期日までにかえってこない上にキズをつけられましたし、警察に押収されて使用不可能になりました。さらに今回の件でネット上にはディーラー名まで出ているのであの車を今後は使用できません。つまり、相当な損害を被っているんです。BMWは今後加害者に損害賠償請求をするでしょうが、テレビ局としては重要な超大手スポンサー様なので、ご機嫌とりのような形で加害者バッシングをする報道を量産したんです」(同)

 ご機嫌とりとは驚きだが、あそこまで数多くの番組でメインニュースとして取り扱ったのは話題性だけではなく、重要な顧客という理由があったようだ。

「実際、事件として見れば傷害事件であり、とても小さなニュースなんです。しかし、今回は報道局や情報局が主力の記者やカメラマンを各現場に送り込みました。経費としては余裕で億単位になっています。しかし、それを払ってでもBMWというスポンサーは重要な存在ということなんです」(同)

 なるほど、それだけのお金を使っても、ご機嫌をとっておけば今後入ってくるお金でカバーできるという計算になるのだろう。

 無論、結果的にこのようなテレビの過熱報道によって警察も本腰を入れて捜査をおこない、指名手配までして捕まえた。さらに同様の犯罪の抑止力にもなるため、報道した行為は全て正しかったと言える。しかし、その裏にはちょっとした大人の事情も絡んでいた模様だ。

文=吉沢ひかる

以下ソース
https://tocana.jp/2019/08/post_109343_entry.html

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