同補欠選挙は、先月行われた埼玉県知事選に初当選した大野元裕知事が参議院議員を辞職したことに伴うもの。４期１６年にわたり県知事を務めた上田清司氏（顔写真）が無所属で立候補することをすでに表明している。
同知事選で自民、公明両党は元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏を推薦したが、立憲民主党など４野党が支援した大野氏に敗れたばかりだ。
自民党埼玉県連は２４日に幹部が協議。その結果「県議会議員の中から候補を探したが、立候補したいという人がいなかった。ほかに適任の人物も見当たらず、総合的に判断して候補の擁立を見送る」として、県連としては候補者を擁立しない方針を決めた。
二階俊博幹事長は同県連の意向を受け入れる方針で公明党と協議の上、今週中に最終決定する。党内では「上田氏を抱き込む作戦がある」と“与野党相乗り論”を推す声が出ている。
だが、自民党関係者は「相乗り論は県連の猛反発が予想されます。二階幹事長と上田氏は自民党、新進党時代から関係がとても良いので当選後、スカウトして二階派入りとの見方もありますが、当選後に本当に上田氏が入党するかは微妙です」と話す。
一方、野党は立憲民主党の枝野幸男代表（衆院埼玉５区）のお膝元で上田氏支援が予想される。同党の福山哲郎幹事長は２４日、上田氏が当選した場合に自民党入りするか聞かれると「タラレバは控えたい」とし、こう話した。
「自民党の不戦敗は理解に苦しみます。上田氏は枝野代表と話ができる。気持ちとしては上田氏に勝ってもらいたい」
今年６月、旧民主党所属の長島昭久元防衛副大臣（衆院東京２１区）が自民党入りしたが、上田氏はどうするか見ものだ。
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/1561860/
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