日本ではまったく報道されていなかったが、10月8日・10日にさいたまスーパーアリーナで行われたロケッツとトロント・ラプターズとのプレシーズンマッチ「NBA JAPAN GAMES 2019 Presented by Rakuten」において、両チームの監督や所属選手が中国に忖度するような場面があったのだ。
モーリーGMの発言後、中国のバスケットボール協会は提携していたロケッツとの関係解消を発表。NBAシーズン前であるこの時期に予定していた一部の関連イベントは中止に追い込まれた。また、NBAの試合のネットでの配信権を持つテンセントは、10月13日までの約10日間、配信を中止。NBAのスポンサー25社のうち、10社を超える会社が提携解消または一時停止を表明していた。その損失額は40億ドル(約4,300億円)ともいわれている。
そんな中、渦中のロケッツはプレシーズンマッチのために日本を訪れていた。NBAチームによる日本での試合が16年ぶりということで、NBAトップのアダム・シルバーコミッショナーもこれに同行していた。
初日の記者会見には、中国とのトラブルが激化してから初めての公式会見とあって、日本メディアだけでなく米メディアの記者も殺到し、NBAを見舞った”チャイナショック”についての質問が相次いだ。これに、シルバーコミッショナーは「(モーリーGMには)表現の自由があり、NBAは言論の自由を保障する」とキッパリと答えていた。
ところが、チームや選手は中国の威光に萎縮しているようだ。2日目の10日、試合後に行われた記者会見に出席した日本人記者が明かす。
「会見では、CNNインターナショナルの女性記者がロケッツのマイク・ダントーニ監督に、中国とのトラブルについて質問したんです。監督は『政治のことは専門ではないし、わからない。バスケについてなら答えられるが』とお茶を濁しました。続いて行われたラプターズの監督会見でも、同じ女性記者が質問しようと手を挙げているのに、司会者が無視し続けていて奇妙な雰囲気になり始めた。さらにその後、ロケッツのスター選手であるジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックが会見した際に、同じ女性記者が再び同様の質問をしようとしたら、最初は司会者から無視されていて、最後にようやく当てられたのですが、なんと質問の途中でチームの広報担当に遮られたんです。コミッショナーの『言論の自由宣言』は一体なんだったのか」
NBAが中国に忖度したかのようなこのやりとりは、直後にTwitterなどSNSで拡散。批判が殺到したことから、NBAが女性記者に謝罪することとなった。
中国ではバスケットボールの人気が非常に高く、NBAのファンは、コア層が1.4億人、ライト層が4.8億人いるとされている。それだけに、NBAは中国からのプレッシャーに屈しやすい状況にはなっている。中でもロケッツは中国バスケットボール協会のトップであり、中国の超人気スポーツ選手だったヤオ・ミンが所属していたチーム。これまで積極的に中国ビジネスを行っていただけに、余計に中国に忖度せざるを得ないのだろう。
また、各選手の立ち位置が分かれている。NBAのスター選手であるレブロン・ジェームズはTwitter上で「モーリーGMは中国を理解していない」とツイートし大炎上 。また、8日の会見に出席していたロケッツのハーデンやウェストブルックは過去に中国を訪れていて、特にウェストブルックは会見にチャイナ服を着て登場するなど、発言こそなかったものの、明らかな親中の意思表示をしていた。
続く
以下ソース
https://www.cyzo.com/2019/10/post_220090_entry.html
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