「日蓮世界宗」――耳慣れない表現だが、実は商標登録もなされている名称だ。申請者は創価学会である。特許庁データベースを一瞥すると、創価学会関連の登録商標数は277も出てくる。他にも「日蓮世界宗創価学会」とか「黎明聖報」などが存在している。登録日はいずれも2007年7月(2028年まで有効)。

 実は、この名称が本当に使われる=創価学会の名称変更が間近にあるのではという情報が流れている。創価学会本部関係者が明かす。
「学会は11月18日が創立記念日です。来年のこの日は、創設90周年ですし、5月3日は池田(大作)先生の会長就任60周年にもあたる。しかし、来年は都知事選が重なるので学会人事は避けたい。やるなら今年で、現在の原田稔会長は任期4年の満期を迎えますから」

 最近の学会員は「創価学会名誉会長」の呼称で池田氏を呼ばない。「先生」と呼ぶよう変更が周知徹底された。2年前の11月のことだ。今や「池田先生」の呼称は、かなりの浸透度である。

 外野から見れば、なぜ今と思えるが、創価学会のホームページには、そもそもこうあるのだ。
〈池田先生は、創価学会の本地と使命を『日蓮世界宗創価学会』と揮毫されて、創価学会が日蓮大聖人の仏法を唯一世界に広宣流布しゆく仏意仏勅の教団であることを明示された。
 そして、23世紀までの世界広宣流布を展望されるとともに、信濃町を『世界総本部』とする壮大な構想を示され、その実現を代々の会長を中心とする世界の弟子に託された〉

 この既定路線に従い、本部がある信濃町には次々と新たな施設が増殖、建替えが続いている。例えば、9月に竣工した世界聖教会館だ。旧聖教新聞社社屋のリニューアルだが、ここにも「世界」が冠せられている。
「ハコモノは、計画的に整備されてきました。あとは中に入れる『人』の確定です。そこで、原田会長の任期満了にともない、続投なのか、あるいは新会長人事が発令されるのかが焦点になっている。まだ私のところなんかに情報は来ませんが、次期会長の最有力候補・谷川佳樹氏は着実に手を打ってきたと思います」(同)

 そもそもの萌芽は、4年前の人事組織改変にあった。まず会則で会長人事を5年から4年に短縮。会長を推薦する決定権は、全国で200〜300名といわれる「総務」の肩書を持つ者にあり、その過半数で決まる。これから先の決定プロセスは、上部組織が多数決を尊重することであり、覆されることはまずない。

 つまり、総務の過半数支持を獲得した者が会長に推薦され=会長となる。
「4年前の会則変更時に、総務の一部入れ替えが行われました。30〜40名と言われています。さらに、会則変更で総務自体の任期が3年に短縮された。その満期は昨年で、ここでも入れ替えがあり、“谷川派”が盤石となったのです。当時、谷川氏の肩書は副会長でしたが、新たにその上位として主任副会長のポジションを作る念の入れようでした」(別の信濃町本部関係者)

 残る問題は何なのか。谷川新会長の誕生を阻む者はいるのか。
「ズバリ、原田会長が“禅譲”するかどうかにかかっています」(同)

 11月で原田氏の会長在任期は13年間となる。その前の秋谷栄之助氏の在任期間は25年にも及んだが、6期目に入ってわずか4カ月で退任。実際は、池田氏に更迭されたというのが、ほとんどの学会員が持つ認識だ。おそらく今回の人事に、高齢の池田氏が関与するのは不可能だ。また、現段階で原田氏の再任直後の辞職も想定しにくい。
「任務を放り投げる形になりますから、それなりの“重い”、かつ対外的に筋の通るような理由が必要なのです」(創価学会古参幹部)

 現状で筆者の耳に入ってくる会長人事は、原田氏と谷川氏の可能性が半々。だが、あえて見立てると谷川氏が今後、つまり4年後に会長へと上り詰められる可能性はぐんと低くなる。年齢的な問題であり、4年経てば、むしろ谷川氏より年下の世代が組織内でのヘゲモニー(覇権)を握るだろう。

続く

以下ソース
https://wjn.jp/article/detail/3947977/

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