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グランプリ初制覇を果たした石野貴之(右)と、ピットへ祝福にかけつけた田中圭

 雨の中、ファンでひしめくスタンドへ何度も拳を突き上げた。夜空に響く“イシノコール”が心地いい。石野がついに頂点に立った。

 「歓声がすごかった。今までで一番だった。“グランプリを勝て”とずっと言われていたからよかった」

 ファイナルはインから先マイ。BSで桐生に詰め寄られたが一歩も引かない。2マーク直前に振り切り、勝利を決定づけた。

 「スタートは様子をみた。(桐生が差してきて)危なかったけど、仕上がりは完璧だったし足勝ち」

 10年7月のまるがめオーシャンカップでSG初優出V。同年12月にはグランプリ初出場を果たし、いきなり準優勝。頂点君臨は時間の問題と思われたが、けがなどにより満足なレースができない時期もあった。

 15年春に右膝半月板の手術を受けると、同年7月の三国オーシャンカップで2回目のSG優勝。その後もコンスタントに賞金ランク上位の常連となり、昨年までグランプリには6回出場して5回の優出。しかし頂点には届かない。そんな日々の中、松井からグランプリ制覇の厳しさや心構えを叩き込まれた。「(レースへの)覚悟は大阪支部の先輩をみて覚えました。松井さんには“グランプリは10年連続で行って一人前や”と言われた。最初は“そんなこと絶対できひん”と思っていたけど、今は“意地でも行ってやろう”と思っています」。成長した石野に対して、松井は大会前、「(GP制覇へ)足りないところはない。運の部分もあるけど、力は備わっているから。あとは運が回ってきたときにキチッと取れるか。たぶんそういうチャンスが回ってきたら取れる男やと思う」と最大級のエールを送っていた。そして石野はTR2nd3回戦のカドまくりでつかんだ1号艇でのチャンスを逃さなかった。

 令和最初のグランプリを制した。だが「来年はさらに強くなって2回、3回、4回と獲れるようになりたい。4回が目標やね」と前人未到の高みを目指す。石野が令和のボート界を引っ張っていく。(渡辺宏幸)

■石野 貴之(いしの・たかゆき)1982(昭和57)年6月3日生まれ、37歳。大阪府出身。大阪支部。90期。2002年5月、住之江でデビューし(4着)し、03年10月の宮島新鋭リーグで初優勝。GIは07年1月の新鋭王座決定戦(大村)で初優勝。SGは10年7月のオーシャンカップ(まるがめ)で初優勝。グランプリは10年に初出場し、今年が7回目の出場(優勝戦進出6回で優勝1回)。通算優勝57回(うちGI7回、SG8回)父親は元選手の美好氏。家族は妻と子供2人。165センチ。血液型O。

以下ソース
http://race.sanspo.com/boatrace/news/20191222/btrnws19122222050001-n1.html

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