https://www.news-postseven.com/uploads/2020/03/11/laview_ogawa.jpg
https://www.news-postseven.com/uploads/2020/03/11/jiji_laview01.jpg
https://www.news-postseven.com/uploads/2020/03/11/jiji_laview02.jpg
https://www.news-postseven.com/uploads/2020/03/11/jiji_laview03.jpg
https://www.news-postseven.com/uploads/2020/03/11/jiji_laview04.jpg
妹島和世さんがデザインした西武の新型特急。これまでのイメージを覆す鉄道車両と話題に

年度が新しくなるタイミングにあわせて、心機一転を測るのは新入学や新社会人だけではない。ダイヤ改正をおこなう鉄道会社も同じだ。とかく男性の意見ばかりが反映されがちな鉄道運営に、女性の目線を意識的に取り入れてきた西武鉄道は、ダイヤ改正でさらにその路線をすすめる。ユニークな丸みを帯びた先頭車両を始め、見たことがないと言われた001系「Laview(ラビュー)」開発やスマイルトレインの取り組みなどについて、ライターの小川裕夫氏がレポートする。

ダイヤ改正は、鉄道ファンにとって一大イベントでもある。ダイヤ改正により、新たな鉄道車両が登場したり、新駅が開業したりするからだ。特に、大幅にダイヤが改正される3月と9月は落ち着かない。

例年と同じく、鉄道各社は今年3月もダイヤを改正する。今春のダイヤ改正の目玉は、何と言っても常磐線の全線復旧に関連した動きだろう。新型コロナウイルスの影響により、復旧イベントの取り止めが相次いで発表されているが、それでも常磐線が全線復旧を果たすことに沿線自治体は大きな期待を寄せる。特に、茨城県・福島県にとって常磐線は経済・観光面での影響力が大きく、全線復旧は都市の活性化につながる。

また、1971年に開業した西日暮里駅以来となる山手線新駅の高輪ゲートウェイ駅の開業といった大きな話題もある。

今春のダイヤ改正で見逃せないトピックは、ほかにもある。そのひとつが、西武鉄道池袋線を走る全特急が、001系「Laview(ラビュー)」へ切り替えられることだ。

東京・池袋駅と新宿駅をターミナルにする西武鉄道(西武)は、東京の多摩地方や埼玉県の所沢・川越・秩父といった都市を結ぶ。これまで西武は地味なイメージが強かった。西武といえば人気球団・西武ライオンズの活躍の方がむしろ目立つぐらいで、それだけに鉄道会社としても沿線外の人たちに訴求できる”何か”が必要だった。

西武が沿線外から誘客するために、それまで何もしてこなかったわけではない。西武は1969年に西武秩父駅まで延伸開業。その際、秩父方面への観光需要を取り込むために特急列車「レッドアロー」号の運行を開始している。「レッドアロー」号により秩父は観光地として人気を高めた。

そして、1993年には2代目の「ニューレッドアロー」号が登場。「ニューレッドアロー」号は、長らく西武の看板列車として活躍した。

昨年、西武は特急列車「レッドアロー」号の運行開始50周年という節目を迎えた。それと同時に、新型特急001系「Laview」を新登場させている。

「Laview」は、これまでの鉄道業界の常識を覆す斬新な外観デザインの特急車両で、その開発コンセプトは”いままでになかった、まったく新しい特急列車をつくろう”というものだった。

デザインを担当したのは、建築界のノーベル賞とも形容されるプリツカー賞を2010年に受賞した建築家の妹島和世さんだ。

これまでの鉄道車両は事故に耐えられるための強度を保持すること、火災発生を想定して不燃性を高めるといった安全性の観点から、見た目は後回しにされてきた。なにより、トンネルや駅舎などの寸法とも合わせなければならず、橋梁や線路に負荷をかけないためにもサイズや重量にも制約があった。

そのため、鉄道車両のデザインには自由度が少なく、どうしても似たような外観にならざるを得なかった。しかも武骨かつ無機質。メカ的な魅力から男性が惹きつけられることはあっても、女性ウケすることは少なかった。

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200315_1548014.html

★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/