新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。日本国内では集団感染の起こったクルーズ船を除いても、感染者数は1000人に迫っており、世界では1日におよそ1万人ずつその数が増加している。この状況に、多くの人が明日は我が身と感じていることだろう。しかし、報道されるものの多くは全体の動静や経済の話など、身近なものではない。

 明日は我が身だと実感すると、まず気になるのがどんな検査をされるのか?ということだ。そこで、実際に検査を受けた方に話を聞いてみた。

 話を聞いたのは、夫婦と4歳の子どもの3人で暮らすCさん(30代女性)。自身が今月はじめに発熱しており、ご主人がここ数日で体調悪化。子どもにも咳の症状が出始めたために、地域の保健所に連絡して検査をすることとなった。

 その際、保健所はCさんに「自転車で行くように」と念押ししたという。

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案内されたのは仮設のプレハブ小屋(画像提供:Cさん、以下同じ)

 保健所に指定された病院へ到着すると、案内されたのは仮設のプレハブ小屋。

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張り出されていたFAQ

 壁面には、検査は誰でも受けられるのか?検査費は自己負担なのか?金額はいくらくらいなのか?などのFAQが貼り出されている。

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小さな換気扇が付いているだけの室内

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「1m以上はなれてお座りください」の張り紙

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室内の様子

 狭い室内には、気休め程度に小さな換気扇が付いているだけで「1m以上はなれてお座りください」との貼り紙。換気扇ひとつの狭い空間に入れば当然、濃厚接触に近い状態になり、本来陰性である人がここで感染してしまう恐れもあるのではないか。また、Cさんはここまでひとつ屋根の下で暮らしてきた家族3人が今さら1m離れて座ることに不毛さを感じたという。

 しばらくして院内に通されて、いよいよ検査となる。しかし、すぐにコロナの検査をしてもらえるわけではないそうで、症状の有無や担当の医者にもよるようだがCさんの場合はインフルエンザの検査からはじまったという。こちらが陽性だった場合、コロナ検査は行わないのだそう。インフルエンザとコロナの両方が陽性という可能性はないのだろうか?

 その後は血液検査にうつっていく。担当した看護師は熟練の風情があったようだが、うまく血管に刺さらない。なぜなら幾重にも手袋をつけているため、普段と違って手間取っていたのだ。何度かのミスを経て採血が完了するとレントゲンへ。こちらもプレハブ小屋の待合室と同様に、シャワールームの脇のような場所に急ごしらえされたレントゲン室で、簡易的に置かれた車椅子に座らされての撮影だったという。医療先進国とはいえ、いかに対応しきれていないかが如実に伝わってくる。

 そしてようやく、コロナウイルス感染を確認するPCR検査となり、医師の前に座らされたCさん。その医師の姿は、透明なシールドで顔全体をお面のように覆い、その下にはマスクとゴーグルをしている。さらに服装は白衣ではなく防護服。もちろん、医者自身を感染から守るためとはいえ、異様な姿を目の前にすれば「異常事態」であると同時に「排除されている」ような感覚になることが想像できる。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1653074

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