0001逢いみての… ★
2020/04/05(日) 00:29:04.31ID:CAP_USERいつの時代も、日頃の悶々とした想いを発散させる機会を待ち望む男女が、思いのほか多く存在していることは、しばしばメディアで紹介される有名人たちの下半身醜聞をみれば一目瞭然であるが、こうした男女の性質は、得てしておかしな現象や状況を生んでしまうようだ。
「今じゃ考えられないだろけど、昔はそういうのが当たり前だったんだよ。少なくともあのあたりじゃね」
かつて北日本のとある地域で行われていたという、“特殊な婚姻スタイル”についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、現在は中部地方のとある小都市で暮らす嶋田三郎さん（仮名・80）。嶋田さんの話によれば、その昔、当地においては「本当の夫婦」と「仮の夫婦」が混雑するという、実に不思議な状態が展開されていたのだという。
「普通に結婚しても、それだけじゃ『本当の夫婦』にはなれなくて、子供ができるまでは『仮の夫婦』みたいなもんなの。だから結婚してからもよその相手と平気でイタしていたんたよ」
要は、“一般的な婚姻関係”を結んだとしても、当地においては、その時点ではまだ“正式な夫婦”としては認められておらず、伴侶との間に子供ができてから、晴れて“正式な夫婦”となるのだという。そのため、子供ができるまでは、“仮の夫婦”として扱われ、伴侶以外の別の相手との恋愛やセックスを自由に楽しむことが許されているというのだ。従って、仮にいつまでも伴侶との間で子宝に恵まれなければ、いつまでも“正式な夫婦”にはなれないということとなるが、このシステムにおけるさらに大きな問題は、伴侶以外の相手との間に子供ができてしまうケースがあるという点だ。
「そりゃそういうことするわけだから、子供ができることだってあるよ。そしたらその相手と『本当の夫婦』になるわけ。それまでの相手と別れてね」
伴侶以外の相手との性行為によって子供ができた場合、それまでの伴侶とは別れ、子供ができた相手と“正式な夫婦”になるのだという。当然、それまでの伴侶は捨てられ、再び独身に戻ることとなるのだが、自分が捨てられた後で、元伴侶が別の相手と幸せに暮らしている様を横目に見ながら当地で暮らし続けることは、さぞや辛いものであったに違いない。そのせいか、こうした現象が起きると、捨てられた者同士が、新たに“仮の夫婦”として結ばれることが多いのだという。
「あんな小さな村じゃ、相手も限られてたからね。それに、昔は跡継ぎができないと大変なことになってしまうから、ああいう風習が生まれたんじゃないかな」
一応は、寒村ならではの後継者不足解消という、もっともらしい大義名分こそあるものの、その実、単に不貞行為への欲望だけが目につく当地におけるこの風習。やはりいつの時代も、好きモノの男女たちは、自身の欲望が求めるままに、ルールを曲げてでも、肉欲に溺れるものなのかもしれない。
文・取材＝戸叶和男
以下ソース
https://tocana.jp/2020/04/post_148357_entry.html
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