新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除され、徐々に日常が取り戻されつつあるが、音楽業界では“コロナ後”のあり方を模索しなくてはならなそうだ。

「CDの販促ができなくなっています。アイドルグループの握手会などといった“接触系イベント”は感染防止の観点からほぼ不可能。仮に事態が完全に終息したとしても、今後一切握手会は開催すべきではないとの声も多いです。さらに、フライヤーや生写真などを配布する店舗特典系の販促もかなり難しくなってきています」(レコード会社関係者)

 国内最大級のCDショップ「タワーレコード渋谷店」では、5月26日に営業再開後にK-POPグループ・MONSTA Xのシングル「Wish on the same sky」発売記念フライヤーを配布する予定だったが、感染防止のために中止となってしまった。

「この手のフライヤー配布販促は、K-POPグループでよくやっています。レジ袋に複数種のフライヤーがランダムで封入されるというもので、そのアーティスト以外のCDを購入した客の袋にも入れられるパターンが多い。フライヤーを集めたい熱心なファンが、店から出てくる客を待ち受けて“フライヤーをください”と話しかけるなんていう光景もよく見ます。店の前にファンが多数待機して、客同士が接触する可能性も高いということで、中止になったのでしょう」(同)

 こういった販促イベントが実施できなくなれば、当然ながらCDの売り上げ自体も減少するだろう。音楽関係者はこう話す。

「世界的にCDの売り上げがどんどん減っているなかで、さまざまな“特典商法”を行っている日本はまだまだCD市場が大きい。K?POPグループは、そのCD市場を狙って、日本に上陸しているという側面があるわけです。しかし、販促イベントができなくなれば、日本のCD市場のうまみは低下し、K-POP勢が日本のマーケットを捨ててしまう可能性も高い。そうなったら、K-POPは今まで以上の欧米マーケットに視線を向けて、より一層グローバル化を進めていくでしょう」

 つまり、新型コロナウイルスの影響で、海外ミュージックシーンにおける日韓の格差が拡大する可能性があるというわけだ。

「日本の音楽業界は、重大な岐路に立たされたということ。国内のCD市場には見切りをつけ、それこそK-POPのようにグローバル路線を狙っていかない限り、未来はないかもしれません」(同)

 コロナ後の日本の音楽業界はこのまま潰れていくのか、それとも世界に羽ばたいていくのか――。

以下ソース
https://www.cyzo.com/2020/05/post_242382_entry.html

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