昨年7月の参院選をめぐる買収事件で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員河井案里容疑者(46)について、東京地裁は19日、28日まで勾留を認める決定をした。2人は東京地検特捜部の取り調べに対し「不正なことはしていない」(克行容疑者)、「違法な行為をした覚えはない」(案里容疑者)と容疑を否認。一方で、陣営関係者とやりとりしたLINEのデータを一部消去し、証拠隠滅を図った疑いが浮上している。いつまでシラを切り続けられるか。

 逮捕前日まで籍を置いていた自民党内では、仲間だった2人に対する同情の声は皆無。それどころか、悪評は底なしだ。

 無派閥ながら安倍首相や菅官房長官の側近と目されてきた克行容疑者は2015年10月に首相補佐官、17年8月に党総裁外交特別補佐に就任。下馬評を覆して16年11月に当選したトランプ大統領の政権移行チーム幹部らと接触し、就任前の会談を実現したとの触れ込みだ。

「河井さんは米国通を自任していますが、とうの昔にホワイトハウスを出禁になっている。あの人は、とにかくデタラメ。首相補佐官の再々任の目がなくなると、総理に〈当選6回なのに無役は恥ずかしい〉と泣きついて特別補佐のポストを新設してもらったんです。渡米の前後には必ず総理と面会して“総理密使”を演出していた上、米高官らとの会談を終えると日本人記者にすぐしゃべり、あれこれ書かせた。その内容が毎回メチャクチャだったので、米国側の怒りを買ったんです」(官邸事情通)

 使用人扱いだった外務省でもケチョンケチョン。

「ロジは我々に丸投げです。誰々の会談をセットしろ、ホテルはここにしろ、うまい店を探せ……。万事この調子。オレは総理の名代だ、大臣よりもオレが優先だ、とふんぞり返る。総裁特別補佐って一体何なんだと不満噴出でした」(中堅職員)

 初当選3カ月で渦中の人となった案里容疑者は国会にも党本部にもほとんど顔を出していないが、あからさまに遠巻きにされている。

「怖いというか何というか……、不思議ちゃん? 派手だし、普通に話ができる感じがしなかった」(女性議員)

「反感を買うと何を言われるか分からない雰囲気なので、一瞬でも2人きりにならないようにした」(男性中堅議員)

 とりわけ不評だったのが、法相夫人として参列した昨年10月の即位礼正殿の儀の装いだ。安倍昭恵夫人のドレスコード問題の陰に隠れていたが、ボディーラインがくっきりの白のロングドレスで出席。バストラインまで深Vネック、ひざ上までスリット入りで生足を大胆露出していた。

 蛇蝎のごとく嫌われた2人のお先は真っ暗だ。

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274894

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