トラブル続きの大相撲で、前代未聞の珍事が起こった。高砂部屋の幕下力士、寺沢（２５）のまわしが盗難に遭い、被害届を出していたことが明らかになった。

　部屋のホームページで７月場所を振り返り「３月につづき異例の本場所であったが、高砂部屋でも異例の事件があった」と仰天報告。「場所中（確か前半戦）の午後２時過ぎ、部屋の裏道の突き当りにある会社の社長が、裏口にいる力士に興奮気味に話しかけてきた。『さっき軽トラが路地に入ってきて、干してあるまわしを取って急発進していった。どうも様子がおかしかった』」とつづった。

　調べた結果、ブロック塀に干してあった寺沢のまわしがなくなっていたことが判明。防犯カメラの画像を確認すると、部屋の裏に車が止まり、まもなく走り去る場面が映っていたという。

　幕下力士のまわしは木綿で、１万２９００円。洗わずに日干しするため、事情をよく知る熱狂的なファンか、マニアの犯行と思われる。

　寺沢は東洋大出身で、一昨年春場所デビュー。腰の手術を受け番付外となったが、昨年春場所で復帰すると序の口、三段目で優勝し、７月場所は東幕下３８枚目で３勝４敗だった。まわしは、高砂親方（元大関朝潮）夫人のおかみさん（恵さん）が代金を出して新調したという。

以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/200814/spn2008140003-n1.html

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