Twitterは8月11日に、以前より告知していた「ツイートにリプライできる相手を制限できる機能」を正式に実装した。対象は全ユーザーで、一部では「クソリプ防止機能」としてかねて実装が期待されていた。

タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に思うあんなこと、こんなこと。

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Twitterが返信できる人を選べる新機能を装備。いわゆるクソリプを見なくて済むようにできるナイスな機能ですね。

試験期間中にはランダムに表示していたようですが、私も二度ほどツイート画面に表示されたことがあり、これ標準装備化してほしいなあと思っていたのでうれしい限り。今のところ使ってはいないけど、クソリプが多く予想されるときにはこれがあれば安心です。

一方、リプライを制限すると自分とは意見が異なる人からの貴重な知見を得る機会が減り、より視野が狭まると指摘する声もあるようです。Twitterで目を開かれるような深いリプがもらえるのはその人のご人徳だと思うけど、そんなリプそうそう多くないですよね。

それに、フォローしているアカウントでも意見が違う人はいるので、目を開かれる可能性は排除されません。見ず知らずのクソリプ通り魔に場所を提供してあげる義理もないですしね。

10年ほど前にTwitterを始めた頃はまだ、牧歌的な「いろんな人の意見が聞けて面白い」「私たち、つながってる」感が残っていましたが、今思えばそれを感じたからといって何か劇的に世界観が変わったわけでもなく、人生を変えるような発見が得られたわけでもなく、その後のTwitter普及に伴うクソリプ率の増加によってそのようなほのぼのした味わいはあっという間に消滅し、むしろTwitterを使うことのマイナスが大きくなった気がします。

道を歩いていて、覆面していきなり言いがかりをつけてくるような輩(やから)に絡まれたら即通報ですよね。なのになぜかツイッタランドでは意見の多様性に耳を傾けて......などと言われがち。

いえいえ、生身でやってアウトなことはネット上でもアウトですよ。足を止めて耳を傾けても何もいいことないです。0.1秒でももったいない。

というわけで普段からフィルターをかけてクソリプは即ミュートで平和に生きている私ですが、今回の機能でさらに安心が増しました。

すでに使用している人もおり、そんな知人のつぶやきのリプ欄を見ると、あの黎明(れいめい)期の心温まる雰囲気が多少感じられて、ほっとしました。

インターネット普及の決まり文句だった「世界中の誰とでもつながれる」。それがいいことだと信じていた頃の自分にはもう戻れそうにありません。しょーもない人って世の中にはたくさんいて、全部とつながったらめんどくさくて仕方がない。リアルの生活ではそんなの当たり前ですよね。

コロナがきっかけで今後はディスプレイがこれまで以上に生活の場となっていくでしょうけど、そうなればなるほど無法地帯では困ります。現実社会と同じような秩序が必要だと多くの人が感じているのではないかな。

以下ソース
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2020/08/26/111903/

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