「安倍首相 辞任の意向固める 持病悪化で国政への支障を避けたい」

 8月28日午後2時7分。そう速報をテロップで流したのは、やはりというべきかNHKだった。

 安倍晋三首相は17日に7時間半、24日に4時間、慶應義塾大学病院に滞在。持病である潰瘍性大腸炎が悪化したとみられ、28日午後5時からの記者会見で辞任を表明するとの観測が流れた。民放の政治部デスクが解説する。

「第一次政権の放り投げの記憶もまだ新しく、当時は参議院で野党・民主党が多数を握る『ねじれ国会』となっており、だましだまし続けるとの見方が大勢でした。実際、菅義偉官房長官は27日のブルームバーグのインタビューに『(来年9月までの)任期を全うする』、28日午前には二階俊博自民党幹事長が、CS番組の収録で『退陣はない。会見は淡々とやる』と述べていて、辞任の予定稿はつくったものの、念のためというレベルでした」

 ところがNHKの速報で、記者たちはハチの巣をつついたような大騒ぎに。

「スクープしたのは安倍首相が最も信頼している岩田明子解説委員。NHKに抜かれる分には仕方ないと思っていたので、正直ホッとしました(苦笑)。安倍首相は二階幹事長と会談するため午後2時に自民党本部入りしており、二階氏のメンツをつぶさない絶妙なタイミングで安倍氏が情報を流したと見られます。私たちが大慌てで確認に走るのを尻目に、岩田記者は2時13分にはスタジオに登場。『首相は7月から(体調に)違和感があった』『8月24日に(潰瘍性大腸炎の治療薬である)レミケードで症状は改善したものの、向こう1年の治療が必要とわかった』など独自情報をバンバン話し、こちらはお手上げでした」(同前)

 ともかく、辞任があるかないかヤキモキし続けた政治記者たちはひと段落。今後の焦点は次期総理が誰になるか。そしてそれは、岩田氏をはじめとするメディアの”側近記者”の世代交代も意味する。中堅記者が言う。

「第一次政権での辞任スクープを放った当時TBS記者の山口敬之氏は、フリージャーナリスト・伊藤詩織さんへの性暴力をめぐる係争で、表舞台から去った。『黒シャツ』の異名を持つ産経新聞・前政治部長の石橋文登氏は25日のABEMATVで『体調問題での辞任はありえない』と明言し、大恥をかいてしまった。これまで『総理に最も近いジャーナリスト』と紹介されていましたが、首相辞任後に出演した時はその紹介はなくなっていた(笑)。石橋氏と産経入社同期で、安倍氏とも昵懇の阿比留瑠比編集委員もこれにて退場でしょう」

 政権の”代弁者”と化していた政治ジャーナリストの田崎史郎氏も徳俵に足がかかっている一人。ただし、安倍首相の辞任は「五分五分」とコメントし、かろうじて面目は保っている。

 田崎氏の命運を握るのは、次期総理だ。

「菅官房長官とは携帯電話で連絡し合える関係だけに、田崎氏とすれば菅氏になってほしいでしょう。岸田文雄政調会長や石破茂・元幹事長になれば、田崎氏はさんざん批判してきた相手だけに、ディープな情報が取れなくなり、情報番組が使うメリットがなくなる」(テレビ局ディレクター)

 次期政権では、健全なジャーナリズムが発揮されてほしいものだ。

以下ソース
https://www.cyzo.com/2020/08/post_251296_entry.html

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