山口敏太郎のUMA図鑑

https://img.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/8f79a1a40f08f67341bf45f1dc1929ef.jpg
ディンバットの剥製

 未確認生物の中には、現地の人に語り伝えられて、地元ではご当地キャラのような扱いになっているものも存在している。「ネッシー」はいうに及ばず、「オゴポゴ」や「モスマン」、日本の「ヒバゴン」なども愛されご当地UMA≠フ一つといえるだろう。

 今回紹介するのも地元に愛されたUMA「ディンバット」である。

 ディンバットはアメリカの五大湖周辺に生息しているもので、体長は数十センチほど。大型のフクロウと同じくらいだ。体はフクロウに似ているが、顔は奇妙な動物のようで、頭には鹿に似た角があり、思いのほか素早く飛び回るという。

 五大湖周辺で鹿狩りをする猟師たちによって目撃されており、さまざまないたずらで狩りを邪魔してくるという。例えば、猟に来た人々の車からガソリンを盗んで飲んだり、放たれた弾丸を空中でキャッチするなどだ。特に後者は、腕利きの猟師のプライドをへし折ることもあったという。人間を襲うことはないようだが、猟師たちはあまり会いたくない生物でもあったようだ。

 このディンバットはかなり有名な未確認生物だったようで、飛行している瞬間を捉えた写真がポストカードとして売られていたり、地元のパブに剥製が飾られていたそうだ。

 物証まで残っている未確認生物は非常に珍しいように思えるかもしれないが、このディンバットは後にまったくの創作だったことが明らかになっている。

 本連載で過去に取り上げた「ジャッカロープ」「ティジー・ウィジー」と同様、現地の人の作り話から産まれた未確認生物だったのである。

 経緯については、猟師が獲物を捕まえることができず、手ぶらで帰るしかなかった時に言い訳として生み出されたとか、あまり森を知らない人を楽しませるために考え出されたホラ話にすぎないのではないかという説がある。

 だが、本物≠サっくりに作られた剥製やポストカードまで生み出されたということは、やはりただのホラ話にとどめておくには惜しいキャラクター性がこのUMAには備わっていたのだろう。

 なお、ディンバットの剥製はウィスコンシン州ライスレイクのパブ、バックホーン酒場にて展示されていたらしい。現在もこの店は残っており、鹿肉のバーガーなどを提供しているが、剥製が現存しているかは定かではない。願わくば、店のどこかに飾られていてほしいものである。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/column/yamaguchi/2211444/

★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/