【政治】「性暴力被害者は悪くない」 自民党政権が本気で動き始めた『性教育』の中身 “大きな第一歩”を専門家はどう見たのか
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0001逢いみての… ★2021/04/22(木) 23:48:03.54ID:CAP_USER
コロナ禍で、人と接触する機会自体は激減しているというのに、性暴力関連の被害件数は逆に増加している。全国にある性暴力を支援するワンストップ支援センターによせられた相談件数は、コロナ禍の2020年上半期(4〜9月)の相談件数(速報値)が2万3050件と、前年同期より15.5%増加した。今も相談件数は減らない。

つい先日も中学生(小学生も含む)が性的いじめを受け、結果、凍死してしまうという悲惨な事件が報道されたばかりだ。子どもが性暴力の被害者となるケースを考えてみると、家で過ごす時間が長くなったぶん、ネットに接する時間も増えたことで、子どもがSNSを活用し介して受ける性被害・トラブルが(未遂や表沙汰になっていないものを含め)急増していることは想像に難くない。

性暴力の危機がこれだけ子どもたちの身近に迫っている今、果たして学校ではどのような取り組みが行われているのだろうか。

ふと、この春高校に入学した息子が中学生のころの保健体育の教科書をパラパラと読んでみて、愕然としたことを思い出した。

意外に分厚い「保健体育・保健分野」の教科書にあった性教育に関連しそうな項目は「体の発達・発育」と「心の発達」あたりで、全体の2割にも満たない。さらにその項目の全てが性に関するものではなく「呼吸器・循環器の発達」だとか「発育曲線」、「大脳の働き」、「ストレスへの対処」などの項目に紛れて「第二次性徴」や「生殖機能の発達・発育」、「欲求への対処」などという性教育っぽい項目がわずかに並んでいるだけだった。

そこには近年重視されている「性的同意」はもちろん、「セックス」という言葉や「避妊」については項目すらない。

もしかしたら、特別授業のような形で性についての教育が行われていたのかもと思い、息子に尋ねてみたものの「そんなもんなかった」とバッサリ。

「妊娠とか出産についての話とかも?」と聞くと「生物的なしくみについては説明があったかな。あと、家庭科で子育てについての授業はあった。離乳食の作り方や栄養についてとか、幼児の生活リズムとか…」(息子)

セックスについて伝えず、生まれた後の子どもの世話については勉強するのか……。なんかシュールだね、と息子と話した。

現実では、目をそむけたくなるような子どもへの性暴力関連の事件が日々、報道されるというのに……。学校の性教育は私たちが子どものころと1ミリも変わってない現実に、絶望を感じていたとき、思わぬニュースが飛び込んできた。

それは「内閣府と文部省が、子どもの性被害削減のために、性知識と防犯についての教材を公表した」という報道だ。

専門家の協力を得て、学年・年齢に合わせた教材を制作。保健や道徳などの授業内で今年度から段階的にスタートする『生命(いのち)の安全教育』で使うものだという。

「幼児期」、「小学校(低・中学年)」、「小学校(高学年)」、「中学校」、「高校」の各教材と、「高校(卒業直前)・大学・一般向け啓発資料」に分かれており、年齢に応じた「自分の体の大事な部分は他人に見せない」(プライベートパーツについて)や「人との距離感があり、それぞれ異なる自分と相手の感じる心地よい距離感を尊重する」などの性に関する基本的な知識のほか、過去に起こった性暴力の事例、その対応法や予防策について解説されている。

低年齢の子どもたちには紙芝居のような形式の教材を使用し、年齢が上の子どもにはイラストを多用しつつ性被害の具体的事例をもとに被害にあわないための方法や加害者にならないようにするにはどうすればいいかなどをワーク形式やグループ議論で考えさせるなど、様々な工夫もこらされている。

ざっと教材に目を通してみて、率直に「今までとは明らかに違う。国が本気出してきたな」と感じた。先に感じた性教育の現状への絶望的状況に、一筋の光が見えた気がした。

続く

以下ソース
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82424

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0002逢いみての… ★2021/04/22(木) 23:48:20.08ID:CAP_USER
性教育についてド素人の私が、最も「進歩だ」と感じたのは、どの学年の教材でも「性被害を受けた被害者は悪くありません」というところに、アンダーラインまで引いて強調している点だ。

これまで新学期や夏休みなどの長期休暇前になると決まって配られていた「防犯対策」のプリントには、スマホの使い方や外出、友達関係についての注意点について、禁止事項がズラズラと並んでいた。

◆SNSを使用するときは、個人情報に関わることは書き込んではいけません
◆SNSで他者に強要されても自分の裸や下着姿などの自撮り写真を投稿してはいけません
◆夜間の外出は〇時までとし、繁華街には友人同士(保護者の同伴なし)で行ってはいけません

などといった感じの文言が上から下までぎっしりと並んでいる。

これは暗に「禁止事項を破って被害に遭った生徒は、ルール違反(悪い子)」と断罪しているようなものだと思う。

しかし、今回の教材では、学校で禁止されている行動をした結果、性犯罪の被害者になってしまった場合でも「責めるべきは性的加害者であり、被害に遭った子は悪くない(責められるべきではない)」とフォローしている。

また、性犯罪の加害者が、見ず知らずの他人だけでなく、『自分の身近な人』である場合があることを明記した点にも新しさを感じた。

実際に性教育に関わってきた専門家たちは、今回の教材をどのように見るのだろう。

元・保健室の先生で、現在フリーランスの性教育講師、思春期保健相談士であり、SNSで「にじいろ」のハンドルネームで活動している。

「非常に大きな一歩ですよね。私も実際に教材を見て、ツッコミどころは多々あれど、日本の性教育を変えるチャンスと捉えています。

主眼が性被害対策なので、全体的に性のネガティブ面というかリスクの話ばかりであることから、性教育関係者からは“もっと包括的性教育を! 国連が出している国際的な性教育カリキュラムである『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』に沿った性教育を日本でも!”という声も聞かれます。

もちろん最終的に目指すところではありますが、まずはこれを軌道に乗せていって、ゆくゆくは指導要領や国全体が変わればと思っているので、私自身はあまり否定的な意見を大きくしたくないと思っています。

『生命(いのち)の安全教育』という名称にも、様々な意見が出ていますが、私が性教育を始めて感じるのは、思った以上に「性教育」「性」という言葉に抵抗、苦手意識がある教員や子ども、保護者が多いことです。きっと性教育後進国の日本では、いきなり「包括的性教育」と言われるよりも「生命の安全教育」のほうが受け入れられやすいのかもしれません。

痴漢など身近に起きているのに触れにくかったことも、この教材により話がしやすくなることを期待しています。『性』と『暴力』という、語りにくいとされていたことが取り上げられることで、子どもたちがSOSを出しやすくなればいいと思います。また、『被害者』だけでなく『加害者』『傍観者』にならないようにという視点を大事にしているもいいですね」(にじいろ氏)

続いて、中学・高校などで性教育の講演を精力的に行い、緊急避妊薬の市販化などの啓発活動を続ける産婦人科医の「えんみちゃん」こと遠見才希子氏にも話を聞いた。

「いわゆる性教育の一部として『生命(いのち)の安全教育』ということで性暴力を中心に扱うことが国主導で決まったということは、とても大きな一歩だと思います。

ただ気を付けなくてはならないのが、伝える側が性暴力の実態を把握できているのかという点です。

たとえば性暴力の加害者の多くが“知っている人”であることとか、二次被害、レイプ神話といった偏見や誤った社会通念が存在することなども踏まえたうえで伝えないと、教育そのものが二次被害を与えてしまう可能性があることを一番危惧しています。

幼児用教材で「自分の体は自分だけのもの」というメッセージ、プライベートパーツ(水着で隠れる部分の胸、性器、おしりと口)、そしてそれだけでなく「みんなの体もすごく大事だよ」と伝えるあたりはすごくいいと思います。このプライベートパーツに関する概念は性教育でも性暴力予防にもとても重要な部分です。中、高校生も概念を教わる機会がなかった生徒が多いと思うので、ここはすべての学年が学んだほうがいいのでは、と感じました。

続く
0003逢いみての… ★2021/04/22(木) 23:48:28.34ID:CAP_USER
ただ、このプライベートパーツを伝えるとき『水着で隠れるところ』として、イラストで男の子と女の子の水着姿を描いています。ただ、わかりやすくはあるものの、性の多様性やジェンダー平等の観点から見ると、『じゃあ男の子の胸の部分はどうなの?』といった疑問も生まれますね。

また集団教育で教材を扱う難しさとして、過去に被害に遭った子どもが傷ついたり、罪悪感を感じる可能性があり、そこをどうフォローしていくかという問題も。他者に触られているイラストを見ることで、被害にあったことをフラッシュバックしてしまうこともあるかもしれません。こういった配慮もひと工夫欲しいところだなと思います。

また、このカリキュラムは性暴力を中心に扱っているため、性に対してネガティブな印象が強調されています。それによって、子どもたちが性に対する恐怖感だけを刷り込まれてしまう可能性もあります。性を肯定的、ポジティブにとらえる方向の包括的性教育についても国主導で進んで行くことを期待しています」(遠見氏)

ふたりとも、検討の余地は残るが、国が、重い腰を上げて動き出したことについては高く評価し、「第一歩」を止めてはいけない、と語った。

そもそも、今年度から導入されるという、この「生命の安全教育」について、高1の息子の母である私は、まだ学校からなにも説明を受けていない(通常、新しいカリキュラムなどは学校から事前に連絡がある)。というか、私は偶然、ニュースを見つけたものの、この報道自体ネットでも一部の専門家以外ほとんど話題になっておらず、社会的には存在があまり知られていない。本来ならもっと報道されるべき事柄だと思うのだが……。

しかも、この教材には、子どもたちが性について不安を感じたり、実際に被害を受けた際の解決法として「信頼できる大人に相談する」と書かれている。しかし、教師や知人が加害者となる性被害、親からの性的虐待のケースもある中、いったい誰が「信頼できる大人」なのかというところも非常に難しい点だ。

親は、子どもを性被害から守る当事者であり、子どもが最後に駆け込んでくる「信頼できる大人」の第一候補でなければいけないはずなのに、『生命の安全教育』の内容どころか、授業への組み込み自体を知らない状態で、いきなり「信頼される大人」として「適切」にふるまえ、というのはかなり無理があるように感じる。

実際、わが子から性被害に遭ったと告白されたとき、子どもを心から心配する一方で、混乱のあまり、「あなたにもスキがあったんじゃないの?」「SNSなんてするなといったでしょ」と叱ってしまう親は少なくないだろう。私も専門家から話を聞く機会がなかったら、間違いなく息子を叱り飛ばしていたと思う。でも「被害者は悪くない」のだ。この部分を大人たちがどれだけ理解できているかは大きなカギとなる。

また、「信頼できる身近な大人」以外に、「あなたを助けてくれるところ」として、いくつか相談機関の窓口が紹介されているのだが、被害を受けた子どもが窓口に直接、アクセスして自ら相談するのは非常にハードルが高そうに感じる。

「相談窓口があるという選択肢を紹介するのはいいことだと思います。実際は、もっと身近な大人たちが子どもから信頼されて、性の悩みや不安を打ち明けられるような関係性を日頃から築いておくことも大切です。せっかく勇気を振り絞って相談した子どもの心がそこで折れてしまわないように、相談された大人が二次被害を与えずに、受け皿として機能できるように情報をアップデートしておく必要があります」(遠見氏)

やはり何よりも肝心なのは、ほとんど性教育を受けてこなかった私たち親自身も早急に、性被害、性教育について1から学び直すことだろう。

今回、『生命の安全教育』の「高校(卒業直前)、大学、一般」向けの啓発資料と、「教育指導の手引き」は、大人の学びなおしのスタートラインにもよさそうだ。

子どもを性被害から守るためにも、大人自身に大きく変わる「覚悟」が必要なのかもしれない。
0004夜更かしなピンクさん2021/04/22(木) 23:54:55.18ID:rG3LRZXc
自由民主党のサヨク化
0005夜更かしなピンクさん2021/04/23(金) 00:22:07.30ID:S/bItK7i
じゃあとりあえず、
旭川の自殺事件についてどう思うかを聞きたいね。
0006夜更かしなピンクさん2021/04/23(金) 11:39:52.24ID:+B+NYyt0
よっぽどひどい話じゃ無ければ、被害者にも落ち度はあるよ
日本は下手に治安がいいから大丈夫って思ってる人が多いけど
そのなかでもちゃんと自衛するべきところは自衛するべきだし
親は子供にちゃんと教育するべきなんだよ
夜間外出禁止って言うだけじゃなくって、ちゃんとなんでやっちゃダメなのか
理解させるのが教育

まあ、結果的に被害者になっちゃった子になんでルールを破ったんだって
死体に鞭打つようなことまではしなくてもいいとは思うんだけど
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