日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔が昨年12月に行った防衛戦のドーピング検査で、大麻成分などが検出されたとする報道に関しての見解を発表した。

 そもそもこの件は、26日にニュースサイト「デイリー新潮」など複数のメディアが報じたことによって発覚。これまでの報道をまとめると、昨年大みそかに行われた田中恒成との一戦の簡易検査で井岡の尿検体からマリフアナなどの成分が検出、さらに正式な検査でも陽性を示したという。

 検査では通常、採取した検体は2つに分けられ、最初の検体(A)で禁止薬物の陽性反応が出た場合、改めて残りの検体(B)での再検査となるが、その前に警察に情報が伝わり、JBCが保管していた検体はそっくりそのまま警察に渡されたしまったという。

 記事に対して、井岡の代理人弁護士は26日、「違法薬物や不正薬物を摂取したことは一切ない」と反論。 JBCから井岡サイドに対して、ドーピングの検査結果についての連絡はないため、検査結果の内容を確認することができてないことを主張していた。

 そして、27日にJBCの対応が注目されたが、「現在、倫理委員会にて調査、審議を行っております」と文書で発表。同委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点ではこれ以上の発表は差し控えるとし、結論が出た場合には速やかに報告するというのだが……。

「そもそも、お役所気質が強いのか、JBCはやややこしいことに巻き込まれたくなかったので検体をそっくり警察に渡してしまったようだ。かねてより、使途不明金が指摘されたり、トラブルが起こった際、降り掛かる“火の粉”は避けようとするなど、運営がずさんといわれても仕方がない。今回の一件でそのことがまた浮き彫りになってしまったので、井岡サイドに対しても納得の行く説明ができていない。おそらく、倫理委員会も『証拠がない』とこのままうやむやにするものと見られています」(ボクシング担当記者)

 ただ、世界4階級制覇という日本のボクシング史上に残る偉業を達成した井岡だが、今回の問題の背景には別の問題もあったというのだ。

「大みそかの試合では、タトゥーを隠さずにリングにあがり賛否両論巻き起こった井岡だが、そもそもこれをJBCが放置してしまったのが原因。現在、日本のボクシング界はこれまで数々の世界王者を輩出した帝拳ジムが牛耳っているが、井岡はかつて大人気だった亀田兄弟と同じように数少ない“反・帝拳”の立場で大小さまざまな不利益を受けている。もし井岡が帝拳の息のかかったボクサーだったら、こうはならなかったでしょう」(格闘技ライター)

 日本のボクシング界は、あまりにも改善すべき体制に置かれてしまっていたようだ。

以下ソース
https://www.cyzo.com/2021/04/post_276318_entry.html

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