【イベント】萎縮した日本社会を性表現で揺さぶる現代美術家・岡本光博が仕掛ける『美術ヴァギナ』展がヤバい![05/06]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001逢いみての… ★2021/05/06(木) 23:42:34.73ID:CAP_USER
https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-6.jpg
岡本光博氏、自作の《処女航海》(2017)(右)とともに。

 京都を拠点に著作権や表現規制といったタブーに挑み続ける現代美術家・岡本光博が、またもや物議を醸す展示会「美術ヴァギナ」展を開催中(京都 KUNST ARZTにて、5月9日まで)である。

 岡本光博といえば、有名ブランドLV社のモノグラム柄生地をバッタの形に仕上げて展示不可などの騒動に発展した作品《バッタもん》(2010)、N社のカップ焼そばを連想させる巨大なオブジェを飛行物体の落下現場のように展示した作品《未確認墜落物体 UFO Unidentified Falling Object》(2015)などでよく知られる。岡本の作品は、どれもユーモラスで親しみやすいものだが、同時に現実社会を痛烈に皮肉っ た危険な要素も大いに含んでいるのが特徴だ。
 さらに、2019年のあいちトリエンナーレでは政治家や大手メディアまで巻き込んで大きな論争となった「表現の不自由展・その後」においても、沖縄・うるま市の「イチハナリ・アート・プロジェクト+3」で展示拒否された作品《落米のおそれあり》(2017)で参加しており、岡本は現代美術における表現規制の最前線に常に挑んできた。
「不自由展の騒動に巻き込まれましたけど、あの展示は最初から性的なものは排除していたそうです。不自由展はとても挑戦的な投げかけではあったけれど、正直違和感も感じてはいました」

 そう、岡本は語る。確かに「表現の不自由展・その後」では性的なテーマは全く取り扱われていなかった。また、岡本は「美術ヴァギナ」に先行して、2013年に「美術ペニス」というグループ展を開催しており、今回の展示はそれと対をなすものでもあるという。
「8年前に美術ペニスをやったときから、もう片方をテーマにしたものもやるべきだと思っていました。ろくでなし子さんに出品してもらえるならぜひやりたいと思っていたんですが、昨年、彼女が日本に帰ってきていたこともあって、一気に動き出した感じですね」
 ろくでなし子は、昨年7月、筆者がキュレーションしたグループ展「死とSEX」(新宿眼科画廊)にも参加してもらったが、そのことが今回の「美術ヴァギナ」開催につながったのならば、嬉しい限りだ。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-1.jpg
ろくでなし子《3D まんこドール(まんこちゃん、なしこ、ピーポくん、けいさつ4種)》2020

 ご存知の通り、ろくでなし子は、2014年7月に自分の女性器の3Dデータをクラウドファンディングの支援者に頒布したところ、わいせつ物と認定されて逮捕された。同年12月、都内アダルトショップで、自分のまんこをかたどった石こうに着色や装飾を施した作品「デコまん」を展示し、猥褻物陳列罪を問われて2度目の逮捕となった。デコまんに関しては、東京高裁での二審で無罪となったが、3Dデータの配布については、昨年7月16日、最高裁で「わいせつ電磁記録頒布」の有罪判決が確定した。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-3.jpg
ろくでなし子《Big3D まんこちゃん》2020

 今回の展示では、有罪判決を受けた3Dデータを使用した新作、無罪確定後に裁判所から返却されたデコまん3点を還付通知書とともに展示している。デコまん3点は「このエアキャップは証拠品にあらず」のシールが貼られたエアキャップの上に並べられることで、表現規制を巡って当局と闘った証としての存在感を増していた。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-4.jpg
ろくでなし子の作品群。東京地方裁判所の書類を含む、《押収されたデコまん3点》2021 も「このエアキャップは証拠品にあらず」のシールが貼られたエアキャップとともに展示された。

続く

以下ソース
https://tocana.jp/2021/05/post_207752_entry.html

★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/
0002逢いみての… ★2021/05/06(木) 23:42:43.74ID:CAP_USER
 宮川ひかるは、プロのネイルストとしても活躍しており、爪上に様々な立体造型を可能にするジェルネイルの技術を駆使して、多数のマンネイルのサンプルチップを発表した。それらは実際に人間の爪に装着できるものだ。さらに、ギャラリー内でブラジリアンワックスによる女性のVIO(デリケートゾーン)脱毛のワークショップを行い、そこで採取したワックスを花びらに見立てて、作品化している。花びらの繊細な凹凸はすべてリアルなヴァギナの形状を写し取ったもので、そのことは花びらに付着した陰毛からもよくわかる。ブラジルでは、サンバとワックスが結びついていて、毛の処理が文化の違いを映し出している点も鑑賞のポイントだろう。毛に着目した点については、本展に出品されている、女性のアンダーヘアを入れることで完成する岡本の作品《まんげ鏡》にも通じている。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-7.jpg
宮川ひかる《マンネイルサンプルチップ》2021

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-8.jpg
宮川ひかる《VIO アレンジメント》2021

 荒川朋子は、水晶や貝、毛をモチーフに日本の古来からあるシャーマニックな拝む対象としての女性器を想起させる作品を発表しており、「直感で閃いたことを形にできる人、作品はどれも霊気を帯びていて、スピリチュアルなものを感じさせてくれます」と岡本も絶賛する。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-10.jpg
荒川朋子《ふさふさ》2014

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-11.jpg
荒川朋子《おもいいし》2014

 山里奈津実は、アダルトグッズTengaの断面図を掛け軸にし、男性を天国を導く行為として、X染色体とY染色体を表す赤白の2色にした。また、金の額は、精子と卵子が受精した瞬間に発光するという生命の誕生の神秘を象徴し、主題となるイスラム圏の文様は女性器のようにも見える。彼女は日本画材の研究者として博士課程に在籍し、出産や生命の誕生をテーマに宗教的なアイコンや現代的なイメージを気品ある作品に仕上げている。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-14.jpg
山里奈津実《No.23 y》2020

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-12.jpg
山里奈津実《Patterns》 2016

 本展には、前述した《まんげ鏡》に加え、《処女航海》など、岡本自身の作品も並んでいる。4人の女性作家に男性作家がキュレーターとしても関わったことで、ウェットになりがちなテーマをポップでミニマルな展示としてまとめている。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-5.jpg
岡本光博《まんげ鏡》1999

「性的なテーマについて、世界的には、ポール・マッカシー、ジェフ・クーンズ、ルイーズ・ブルジョワら有名な作家たちがやり切っています。それに比べると、日本の現代美術は萎縮していて、素直じゃないんです。エロと片付けるのではなく、人間の大切な欲求のひとつですから、身体的な表現として自然に堂々と露呈していっていい。そんな気持ちを投げかけられたらいいなと思います」
 そう熱く語る岡本だが、スケベ心やサービス精神を忘れず、気さくに応じてくれる。そんなオープンマインドな態度が作家ばかりか、鑑賞者も自由な気分にしてくれると思うのだ。
 ネット時代にあって、世の中はどんどん自由になるはずだったが、一方で他人の目を気にして、ぎこちない不自由さを感じることも多くなっている。もともと女性器とは、自分たちが生まれ出てきた場所でもある。性器そのものがタブーになってしまった日本の歪んだ状況をリセットするためにも、もう一度、自分たちのスタート地点に立ち返って、生きる自由を取り戻したいものである。コロナ禍の緊急事態宣言下にあって、ますますそんな想いは募る一方だ。ぜひともヴァギナのポジティブなパワーを感じて欲しい。

https://tocana.jp/wp-content/uploads/2021/05/2105KMbijutsu-15.jpg
「美術ヴァギナ」の展示風景

【展示情報】
美術ヴァギナ Bijyutsu VAGINA
2021年4月23日(金) 〜 5月9日(日)
KUNST ARZT
京都市東山区三条神宮道北東角2F
開館時間:12:00〜18:00
休廊日:月休み
公式HP http://kunstarzt.com
0003夜更かしなピンクさん2021/05/07(金) 00:00:02.61ID:Xp5vmVPl
>>1
出落ちだな
テーマが違ってたら、話題に上がらないようなのばかりだ
0004夜更かしなピンクさん2021/05/07(金) 00:17:46.10ID:9oElWDW8
女性器はタブー、ジェンダーフリーはまずこういうところから始めてほしい。
0006夜更かしなピンクさん2021/05/07(金) 06:13:55.35ID:j4Sbk9D8
あいちトリエンナーレでやれ
0008夜更かしなピンクさん2021/05/07(金) 18:32:10.05ID:Xp5vmVPl
猥褻や反日がアートしてもいいんだが、
昇華されてないものはダメ
テーマが珍しいだけ、タブー破りってだけ
テーマが違ってたら、見向きもされないようなもの
0009夜更かしなピンクさん2021/05/10(月) 16:44:53.72ID:UDcCblme
これ卑猥って言うかエロネタやりたいだけだよね
取り締まってもらって知名度稼いでるだけなんじゃ?
警察や裁判所の皆さんご苦労様です
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況