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松浦悠士は、“最強の相棒”清水裕友に導かれて待望の日本選手権初制覇。優勝カップを手に満面の笑みだ(共同)

 京王閣競輪場で開催された『第75回日本選手権競輪』(GI)は最終日の9日に決勝戦が行われ、松浦悠士(30)=広島・98期=が清水裕友の番手から抜け出して大会初Vを飾り、賞金6956万円(副賞含む)を手にした。GI制覇は一昨年11月の競輪祭、昨年8月のオールスターに次いで3度目。2着は微差で郡司浩平、3着には佐藤慎太郎が入った。

 2年ぶりに開催されたGI最高峰のレースは、ゴール前3車が横一線に並ぶ大激戦。その歴史に残る一戦を制したのは、快進撃を続ける松浦悠士だった。

 これまで何度も好連係を決めてきた清水が主導権を握る展開になったが、「後ろに郡司君がはまっていたので怖かった」。直線で抜け出し無我夢中でペダルを漕いだが、絶好調のライバルが真後ろから、ガラリと空いた内からは佐藤が迫り、勝負の行方は写真判定に持ち込まれた。

 上位3人の着差は、約3センチのタイヤ差よりもわずかな差の微差。「本当に分からなかったので、早く結果が出てくれないかなと思っていました」。決定放送が流れ勝利が確定すると、喜びがこみ上げてきた。

 「年頭からダービー優勝を目標にしていたけど、ここにピークを持ってくることができなかった感じ。でも、裕友のおかげで勝てました。うれしいです」

 勝ち星なく決戦を迎え、不安もあった。しかし、兄弟のような存在でもある最高の“相棒”が、大会初Vへと導いてくれた。

 昨年は準決勝で失格に終わった競輪祭(GI)以外、今年は参戦したすべてのレースで決勝進出。「体重が500グラム違うだけで、伸びが全然違うんですよ」。好調維持のために体重管理を徹底しており、普段は大好きな甘いものを控えている。それだけに6日間の長丁場を戦い終えると、「とりあえずスイーツをたらふく食いたいです」と茶目っ気たっぷりに話した。

 これで年末の『KEIRINグランプリ2021』(12月30日、静岡)の出場切符を手にしたが、満足はしていない。「裕友をはじめ、中四国がなるべく多くグランプリに出られるように盛り上げていきたい」とさらなる健闘を誓った。

 そして、「日本中、世界中が大変なときだけど、走りで元気を与えられるように選手一同、頑張っていきたいです」。今大会は新型コロナウイルスの影響で無観客開催となったが、ダービー王らしく選手を代表し、モニター越しで応援してくれたファンにメッセージを送った。 (仲野谷有紀)

■松浦 悠士(まつうら・ゆうじ) 1990(平成2)年11月21日生まれ、30歳。広島県出身。広島工高卒業後、98期生として2010年7月に熊本でデビュー((1)(3)〔2〕着)。師匠は脇田良雄(66期)。ビッグ初Vは一昨年11月のGI競輪祭(小倉)で、昨年8月にはGIオールスター(名古屋)を制覇。GIIは昨年3月にウィナーズカップ(福井)を制している。通算成績は951戦、269勝、2着178回、3着133回。通算獲得賞金は5億3694万9511円。168センチ、73キロ、血液型O。

以下ソース
http://race.sanspo.com/keirin/news/20210509/krnnws21050921410003-n1.html

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