立憲民主党の蓮舫議員が10日の参院予算委員会でインドなど3か国からの入国停止を政府に求めた。しかし、同議員は1年前には中国と韓国からの入国制限強化に異議を唱えていた。また、東京五輪・パラリンピックの中止を迫っており、1年前の発言と比べると違和感のある内容となっていた。一貫性のない発言を並べてみた。

 現在、インドは新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっている状況。この点について蓮舫議員は予算委員会で質問に立ち、以下のように政府に提案した。

 「今の変異株でさえ、今、医療状況がこんな状況なのに、また新しい変異株が入ってきたら、本当に守るべき命が守れなくなる、だからこそ総理、提案をします。今、インドにおられる在インド邦人、全員国内にお戻しをする、隔離をする、入院をする、徹底的に健康を守って差し上げる。合わせて、インド、パキスタン、ネパール、三カ国、これ入国停止にしてください。」

 これに対して、菅義偉総理は「外国人については既に止めています。」とし、5月7日にインド変異株の流行地域の三カ国の水際対策強化を決定したことを答弁した。

 流行地域にある特定の国から入国停止にするのは悪くない発想ではある。しかし、現在、インドにいる日本人も全て帰国させる提案には驚くしかない。憲法22条2項で保障された外国に移住する自由や海外旅行の自由を認めないというのであるから、現行法で対応は無理であろう。

 しかも、感染流行地域にいる邦人を国内に戻せば日本国内のリスクが高まるため、それが国民の生命を守ることに資するかと言われると疑問が残る。

 何がしたいのかよく分からない蓮舫議員だが、1年前には政府が中国と韓国から入国制限を強化したことに噛み付いている。

 「中韓からの入国大幅制限 指定場所で2週間待機要請」(朝日新聞電子版2020年3月5日付け)という記事を引用し、以下のようにツイートした。

 「またもや専門家会議に諮らず。実効性も未定。誰がどこで何を検討して決めたのかもわからない。中韓からの入国大幅制限 指定場所で2週間待機要請」(2020年3月6日午前6時47分)。

 さらに、その1時間半後にもツイートしている。

 「なぜ、韓国と中国なのか。WHOが「非常に懸念」とした国は日本、韓国、イタリア、イラン。今日の予算委員会理事会で政府に対し、イタリアとイランからの入国制限に触れていないエビデンスを示してもらうことにします。」(同日午前8時17分)

 3日後の3月9日の参議院予算委員会では、蓮舫議員は質問に立ち中国と韓国からの入国制限を9日から強化したことについて、安倍首相に「科学的根拠はありますか?」と質問している(朝日新聞電子版2020年3月9日公開:【国会詳報】答弁も質問も、目立つ棒読み 委員長が注意)。

 インド・パキスタン・ネパールからは1人も入れるな、と息巻く蓮舫議員。昨日は「水際対策が遅すぎます」「何とかしてください」とまで発言している。それが1年前には中国と韓国の入国制限強化のエビデンスをしつこく迫り、水際対策を遅らせるかのような質問をしているのは理解に苦しむ。

 こうした経緯を考えると、インドなど三カ国に対してもエビデンスありきの提案なのであろう。ぜひ、それを示していただきたい。

 5月10日の参院予算委では、東京五輪・パラリンピックについて、中止を迫る質問もした。

 「IOCは日本国民の命を守る立場ではないんですよ。IOCから中止を言うってことはないんですよ。…だから、この危機的な状況の中で、総理大臣がせめて、中止・延期も含めて相談の機会を設けたら如何ですかと提案しているんです」。

続く

以下ソース
https://reiwa-kawaraban.com/politics/20210511/

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