0001逢いみての… ★
2021/08/22(日) 00:33:40.14ID:CAP_USER今回研究チームが用いた遺伝子はFTO遺伝子と呼ばれるもので、FTO遺伝子を有する動物はエネルギーの消費効率や食欲を抑える能力が低くなると考えられています。研究チームの一員であるChuan He氏によると、植物はFTO遺伝子を持っていないため、作物にFTO遺伝子を組み込み影響を観察することにしたとのこと。He氏は、「それは大胆で奇妙な考えです」「正直なところ、私たちはFTO遺伝子が作物に壊滅的な影響及ぼすと期待していました」と述べています。
実験の結果、FTO遺伝子を組み込んだ作物は、通常の作物と比べて成長が促進されることが明らかになりました。以下の写真は左側が通常のイネから収穫した米、右側がFTO遺伝子を組み込んだイネから収穫した米です。研究チームは、FTO遺伝子を組み込んだイネからは通常のイネと比べて3倍多くのコメが収穫できたと述べています。
https://i.gzn.jp/img/2021/08/21/plant-human-protein/02_m.jpg
そして、以下は左側が通常のジャガイモで、右側がFTO遺伝子を組み込んだジャガイモです。ジャガイモでもイネと同じくFTO遺伝子を組み込んだほうがより多くの食糧を生産できることが分かります。
https://i.gzn.jp/img/2021/08/21/plant-human-protein/03_m.jpg
遺伝子組み換え技術を用いて食糧の生産量を増やす取り組みはこれまでも行われてきましたが、「遺伝子組み換えでは、食糧の生産量を10%以上増やすことはできない」とする研究結果も発表されていました。しかし、研究チームは「FTO遺伝子を組み込んだ作物は通常の作物よりもも50%大きく成長しました」「FTO遺伝子は特別な遺伝子です。他の遺伝子では、おそらくうまくいかないでしょう」と述べ、FTO遺伝子が食糧不足の解決に寄与する可能性をアピールしています。
研究チームによると、今回の研究は初期段階にすぎないとのことで、今後FTO遺伝子が作物の生長を促進するメカニズムを解明するべく研究を続けていくと語っています。
以下ソース
https://gigazine.net/news/20210821-plant-human-protein/
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