―[“性”の最新科学]―

 世界中で行われる研究により、日進月歩で発展を続ける科学の世界。研究対象になっているのはSEXも例外ではない。これまで、経験則で語られがちだったSEXハウツーや性の悩みだが、本特集では最新科学によって導き出された“エビデンス(科学的根拠)のある”最強テクニックを厳選紹介したい。今回、注目するのは“挿入”についてだ。

 SEXハウツーものでは必ず紹介される、女性をイカせるための“体位”。だが、医学博士の富永喜代氏は「前戯と同様、すべての女性に効果的な体位はない」と断言する。

「女性の性感帯の分布に大きなばらつきがあるうえ、股関節の柔軟性、女性器の位置によって快感に集中できる体位が大きく異なるためです。また、男性はペニスの大きさやピストンの激しさ、持続力にこだわりがちですが、これらも医学的にはオーガスムとの直接的な因果関係はありません」

 AV男優のように激しいピストンを続け、女性を絶頂に導く。そんなSEXこそ男の理想形だと信じてやまなかった読者も多いだろう。しかし、そんなものは本来必要なかったのだ。

「唯一オーガスムとの因果関係が立証されているのは、“挿入のタイミング”。男性は、女性器が分泌液で潤っている状態を女性の興奮度、挿入のタイミングの指標にしがちですがが、これも大きな誤り。女性のオーガスムは、

@興奮期
性的刺激を受け、女性の脳が興奮反応を示し始めた状態。女性器に分泌液が分泌され始め、性器が潤ってくる。

A高原期
興奮反応が継続することで皮膚の紅潮や発汗、心拍数増加などが生じる。クリトリスや小陰唇が膨らみ丸みを帯び始める。

Bオーガスム期
“イク”状態。血管の膨張と骨盤底筋の収縮と弛緩が起こり、その反射で女性器の収縮痙攣や皮膚の紅潮などが起きる。

C消退期
オーガスム後に性的興奮が低下していく状態。いわゆる”賢者タイム”。男性よりも女性のほうが短いとされる。

という4つの周期を循環しているのです。しかし、まだ挿入を受け入れる態勢が整っていない『興奮期』でも腟は濡れ始めるんです。ここで挿入するのではなく、『高原期』で挿入できれば女性はオーガスムに達しやすいのです」

 この「高原期」の目安となるのが、汗ばみや皮膚の紅潮、女性器の開きや柔らかさ。「濡れているからOK」ではなく、「高原期」に入ったことを確認してから挿入することで、その後のSEXの質が激変するというわけだ。

 もうひとつ、挿入時に男性が細心の注意を図るべきポイントは女性の痛みのケアだ。

「30代以上になると、加齢による女性ホルモンの低下で分泌液の量が減り、挿入による痛みを感じる女性も増えてきます。40代では2人に1人、50代では3人に2人が性交痛を感じるという研究結果も。それをパートナーに伝えられず、SEXから遠ざかってしまう女性も多いのが現状です」

 性交痛外来を開設する富永氏のクリニックでの調査によると、女性が痛みを感じやすい体位のダントツ1位はバックだとか。では、どのように痛みをケアすべきか。

ペニス3分割の法則

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加齢とともに増加する女性の性交痛を緩和するため、男性器を3段階に分けて挿入するメソッド。各段階で痛くないかヒアリングしながら次へと進むのがベストだ

「患者さんにもオススメしているのが“ペニス3分割の法則”。まずは、亀頭を含むペニスの3分の1だけを挿入し、ゆっくりと10回動かして腟の入口を柔らかくします。この際クリトリスを同時に刺激してあげるのも効果的です。次は3分の2まで挿入して、ゆっくりと5回ピストンし、パートナーの様子を観察。こうして段階的な刺激によって腟壁内に分泌液も行き渡るので、痛がっている様子がなければ、根元まで挿入。こうした痛みへの気遣いができるだけで、SEXの質は大きく向上します」

 アクロバットな体位は必要ない。大事なのは挿入のタイミングと痛みへのケアだったのだ。

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以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1771808

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