0001逢いみての… ★
2021/10/21(木) 23:42:58.26ID:CAP_USER冒頭の中国籍の男らが書類送検された事件は、今年7月1日、新宿区のビルで開かれた「中国共産党結党100年全ての犠牲者を追悼する集会」で、会場内にいた中国人らが共謀して「中国共産党がなければ新しい中国はない」などと叫び、集会を中断させて会場を混乱に陥れた、進行を妨害したという。うち10人を摘発し、7人が今回書類送検されたと報じられている。
僕は2018年初頭から日本語学校で1年と少し日本語教師をしたが、生徒は全員、中国人であった。彼らは出席率が悪いとビザの更新ができなくなるおそれがあり、日本の大学や大学院に進学を考えている者は特に出席率に敏感であった。
ある時、それまで無欠席だった男子生徒が欠席した。日本語はそれほど上手な学生ではなく、クラスの中でもあまり目立たない方ではあったが、欠席はしたことがなかったので「彼は休みか、どうしたのかな」と呟くと、それを聞いた他の生徒が事情を教えてくれた。
「あいつは共産党の入党試験があるから、帰国してます。」
最初は冗談かと思ったが、後から担任の日本人の先生に聞くと「入党のための試験で帰国と連絡が入っています。中国では共産党に入れる人はエリートです。彼は両親もそうらしいですよ」と、本当のことであると知らされた。
大半の学生は政治色を帯びていないのだが、作文を書かせると「中国は核兵器を保有しており、大国としての責務を果たさないといけない」という内容のものを書いてくる学生はいた。共産党員ではないが、政治的にはその立場に近いような学生もいるのは事実。
その一方で大陸から香港大学に進んだ学生がおり、その学生は「雨傘運動(2014年)の時は黄色い傘をさして現場に行きました。ただ、遠くから見ているだけでした(笑)」と話してくれた。共産党に対して一定の距離を置いている学生もいるのは間違いない。
中国ではgoogleが使用できないことは知られている。彼らに聞くと、その代わりとして百度(バイドゥ)を使用している。では、日本でも彼らは百度を使っているのかと言えば、そうでもない。
彼らに聞くと、ほぼ100%、Googleを使用している。理由は「使いやすいから」が一番だが、彼らも百度には検索できない単語があることは知っており、その点からもGoogleを使っているようである。
実は天安門事件そのものを知らないという留学生も増えてきており、生徒に事件の話をすると「え、そうだったんですか?」と驚いたような顔をされる場合もある。
タンクマンの話を留学生に伝えた話は以前、記事にしたので参考にしていただきたい(参照・中国人留学生に伝えた天安門事件、名もなき「タンクマン」への反応は…)。
全てとは言わないが、多くの中国人留学生は日本の大学に入って勉強したいと望んでおり、合格した後も連絡をくれて「頑張って勉強しています」と近況を報告してくれる学生もいる。政治運動に関わる学生は少数派であることは、少なくとも4年以上、中国人留学生に接した僕の経験からは言える。
そのため、大学や大学院の面接の指導をする際も(あまり、政治色は出さない方がいい)というアドバイスはしている。中国共産党の教えに忠実な学生も、反体制を叫ぶ学生も、どちらも過激な思想を持っていたら大学から敬遠される。時にはマクリーン事件(最大判昭和53年10月4日)を説明して、日本における外国人の滞在事情を伝えるようにしている。
続く
以下ソース
https://reiwa-kawaraban.com/international/20211021/
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