0001逢いみての… ★
2021/11/14(日) 23:12:33.39ID:CAP_USER英国の公共放送「BBC」は今年7月末、「東京オリンピックの最中、都心で暮らすホームレスの人々は、世間の目に触れないよう圧力をかけられている」という報道を行い、日本国内でも議論に発展した。しかし、実際に五輪開催期間中に路上で暮らすホームレス体験をしたルポライター國友公司氏は、「違った感想」を持ったという。東京五輪の裏で起きていた、路上ルポをお届けする――。
私は今夏、7月23日の東京五輪の開会式から2か月にわたり、都内各地でホームレス生活を送っていた。新型コロナウイルスの蔓延により、貧困や経済格差を取り上げる報道が増えたように思う。その中で開催された五輪には、感染拡大に対する懸念だけでなく、「ほかのことにカネを回すべきだ」という理由からも反対派が生まれた。
メディアは毎日のように「貧困が増えている」と煽り立てる。実際にコロナ禍で職を失い、収入が激減し、食費も底を突き、家賃が払えなくなったらホームレスを選択する人もいるだろう。そんな貧困の最前線ともいえるホームレスの社会は、どのような状況になっているのか。私はそれが知りたかった。それが路上生活した目的だ。
前提として、実際に東京五輪に関わる“排除”はある。渋谷区千駄ヶ谷の明治公園では、新国立競技場建設のため、’10年代中頃にホームレスたちの排除が行われたことは事実だ。彼らも粛々とそれに従う。都市計画法では、「都市公園に公園施設以外の工作物その他の物件又は施設を設けて都市公園を占用しようとするときは、公園管理者の許可を受けなければならない。」とされている。つまり、明治公園内で寝泊まりすること自体、厳密に言えば違法であり、「どけ」と言われたら「どく」のは、ホームレスがホームレスとして生活する上での掟でもある。
ただ、明治公園を追い出されたとしても、行くアテはほかにも多分にある。具体的な場所を挙げるならば、「都庁下」「新宿駅西口地下」「上野駅前」「上野公園」「隅田川」「荒川河川敷」などは、今までも数多くのホームレスが暮らしている。
明治公園から徒歩40分ほどの「都庁下」では、五輪期間中も40〜50人ほどのホームレスが暮らしていた。7月23日の聖火リレー点火セレモニーの際、一部の住人が3日間ほど別の通りに移動させられ、夜中は消灯していた高架下のライトが24時間点灯し続けるという排除とはいえぬ“配慮”に従った程度だ。
現に私は、西新宿のゴミ捨て場で拾った敷布団を都庁下に一日中敷き、2週間過ごしたが、五輪期間中に「どけ」と言われたことはただの一度もなかった。同じく隣で布団を敷いていた33歳の男性ホームレスも言う。
「雨もしのげるし24時間ベースを張れるので、環境としては最高。河川敷でもない限り、朝には寝床を撤去しなきゃならないのが普通なんだ。俺はこの2年間で、“どけ”と言われたのは東京マラソンと今回のセレモニーだけだよ」
BBCの報道で悲劇的に扱われたホームレスを私は何人か知っているが、彼らもまた寝床は24時間確保され、特に追い出しを受けることもなく、布団の上で携帯ゲーム機をプレイしたり、フリーWi?FiでYouTubeを見たりしながら、一日を過ごしていた。BBCは騒ぎすぎにもほどがある。
五輪期間中の路上生活は、寝る場所だけでなく食料に困ることもなかった。ホームレス生活の初日こそ、私は焦りからドン・キホーテで80円の食パンを1つ購入してしまったが、これは完全に無駄遣いであった。なぜなら都内でホームレスをしていて、腹が減ることはあるが、飢え死にすることはまずない。これは所持金が0円だとしてもだ。
23区の西部エリア(新宿・池袋・渋谷・代々木公園)では、連日のようにNPOやボランティア団体による炊き出しや食料の配布が行われている。平日は少し心細い気もしたが、休日にたんまりもらえる食料を備蓄しておけば問題はない。さらに個人レベルでボランティア活動をしている人もいて、ベースに戻ると布団の上に食料が置かれているということもあった。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1789270
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