フィンランドではSMはノーマルなのかもしれません。

フィンランドのトゥルク大学(University of Turku)で行われた研究は、フィンランドではSMが、一般の人々の間に広く浸透していることを確認。

サドマゾヒズムを意味するSMは古くから病的な性癖であり一般的な嗜好からは逸脱していると考えられていましたが、フィンランドではリアルSMが多くの人々によって楽しまれているようです。

研究内容の詳細は『The Journal of Sex Research』にて公開されています。

今回の研究がスポットを当てているSMとは、BDSM(B:拘束、D:支配、S:サド、M:マゾ)と呼ばれるタイプのものです。

これは恋人同士で攻め受けなどの役割を決め手、拘束したりする、日本ではソフトSMと表現されるものです。

こうしたソフトなSMは、人体の損壊を伴うようなグロテスクな嗜好や死体との性行為を行う病的な嗜好(ネクロフィリア)とは異なり、さまざまなメディア媒体に広く描かれ、多くの人々の関心を得ています。

しかし、その割にはSMについての研究は極めて限定的であり、現代の人々がSMをどのように扱っているかは不明です。

そこで今回、トゥルク大学の研究者たちは母国フィンランドにおけるSMプレイの現状を調査することにしました。

調査にあたってはまず約8000人のフィンランド成人の性癖が調査され、SMに対する興味や実際に経験があるかが調べられました。

結果、男性の36%と女性の38%がSMに興味を持っていることが判明。

また男性の23%と女性の37%が少なくとも1回はMとなってSMプレイした経験があり、男性の32%と女性の25%が少なくとも1回はSになってSMプレイした経験があると答えました。

SとMの比率が男女で異なっている原因として研究者たちは、男性はSMにおいて支配する側(S)を望み、女性は支配される側(M)を望む傾向があるという過去の報告を上げ、SMに対しての好みの性差が回答に影響していると述べています。

またLGBT(非異性愛者)に限定した場合は50〜63%の人々が、SMに高い関心があると答えており、SMを実践している割合も異性愛者に比べて高くなっていました。

LGBT(非異性愛)の人々がなぜSMを好む傾向が高いかは現在のところ不明であるようです。

次にSMに興味がある男女の性格特性を分析したところ、SM好きの人々は性への開放性のスコアが高く、正直さ・謙虚さ・誠実性のスコアが低い傾向にあることが示されました。

また過去の研究では、SMを実践する人々はそうでない人々に比べてより高い教育を受けている傾向があることも示されています。

どうやらSM好きの人は学歴が高く、性に開放的でありながら、正直さ・謙虚さ・誠実さが低いという、複雑な特性を持っているようです。

体系的な調査はいまだ行われていないものの、現在SMは多くの国々において人気のある性的嗜好として認知されています。

研究者たちは、SMへの関心を引き付けるものが何なのかを解明できれば、社会と人間の心理構造の理解につながると述べています。

ただ、研究者たちは思っていたよりSM嗜好が広まっていることに、ちょっと心配になっているそうです。

以下ソース
https://nazology.net/archives/107365

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