夫婦は円満が一番で、各種調査では7〜8割が円満と回答している。しかし、年を重ねれば、一つや二つ、トラブルがあっても不思議はない。性の不一致は、日本人の国民性として目を背けがちだが、重要な問題だろう。そんな中、中折れを巡る興味深い調査結果がある──。

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 好きな女性とベッドインして、ムスコが十分元気になったのに、挿入すると役立たずで……。そんな中折れについて調査したのが、ED治療を専門とする浜松町第一クリニック(竹越昭彦院長)だ。今年1月、20〜50代の男女5200人を対象にインターネットでアンケートを行い、「中折れ(ED)とED治療薬の使用実態と意識調査2022」として3月発表した。

 それによると、中折れ経験者は全体の4割。年代別に見ると、20代は3.6人に1人、30代は2.7人に1人、40代は2.3人に1人、50代は2人に1人と、年齢が上がるにつれて増えるのはイメージ通りだろう。

 おじぎしたムスコを反映するように、「ガッカリする・残念な気持ちになる」(52%)、「男として情けない」(45%)、「相手に申し訳ない」(40%)と男性の気持ちも萎えている(複数回答)。

 ところが、その対策として「何もするつもりはない」がダントツの38%。根拠に乏しい「精力剤、漢方、サプリなどを使用する」も2割で、科学的根拠がある「ED治療薬を試す」は23%でしかない。女性への配慮を気にしつつも、対策のズサンさを生むギャップはどういうことか。セックスに関する相談窓口「せい相談所」代表のキム・ミョンガン氏が言う。

「中折れなどEDの原因は、ストレスをはじめとする精神的な影響のほか、勃起に関係する血管や神経の問題もあります。仮に後者が十分機能するとなると、ストレスや心理的な影響ということになります。そのストレスの原因が何かが、とても重要です。たとえば、仕事や友人など家庭外のトラブルが原因で妻が好きなら、『何もしない』という結論はないはず。『何もしない』がこれだけ多いのは、妻や彼女などパートナーそのものがストレス源になっている表れではないか。要は、相手から求められるのが重荷で、渋々応じているから、中折れになっているのです。そんな男性が対策を取ることはないでしょう」

 それでも中折れ男性とのセックスに支障を感じた女性は3割にとどまるが、そのうち7割は不満を感じている。実は、この結果こそ、女性の心理を象徴するという。男女問題研究家の山崎世美子氏が言う。

「中折れに支障を感じた女性のうち7割が男性に不満を募らせるのは当然でしょう。では、『支障を感じていない』、あるいは『分からない』の7割近い女性が、そんな男性をねぎらってそう答えているかというと、必ずしもそうではないと思います」

 どういうことか。山崎氏が続ける。

「単刀直入にいうと、『ダンナの動きに合わせて演技しなくて済んでよかったわ』『早く終わってよかった』と内心、思っている女性が多いと思われます。私の女性スタッフ十数人に、早漏と遅漏どちらがいいか尋ねたことがあって、遅漏派はわずか1人。残り全員が早漏を望んでいました。その理由は、夫のセックスに対する演技の面倒くささです」

 なるほど、キム氏が指摘する“妻だけED”の夫が一部に存在するように、妻は妻で“夫だけNG”も少なからず存在するということだろう。そう考えると、夫婦で肌を重ねながら、夫の中折れに支障なし、分からないが多数派なのもうなずける。その中には、そもそも性欲の少ない女性もいるだろうし、“夫だけNG”もかなり含まれるということだろう。

続く

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/304812

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