ロシアに軍事拠点を提供するなど、その同盟国として密接な関係にある隣国ベラルーシ。そんなベラルーシで94年から政権を掌握し、「欧州最後の独裁者」と称されるアレクサンドル・ルカシェンコ大統領のもと、約10年間、外相を務めてきたウラジーミル・マケイ氏が急死したことが26日にわかった。

 マケイ氏は1958年、同国西部グロドノ生まれの64歳。2012年8月に外相に就任以来、同国の外交を担ってきたが、突然の訃報にロシア外務省は、マケイ氏が外相として両国間の関係強化に大きく貢献したと称え、「深い衝撃」「重い、取り返しのつかない喪失」との声明を発表。ウクライナの内務相顧問も26日、「ロシアの影響下にない数少ない人物だった」と指摘し、死因に強い関心を示している。

 ロシア周辺諸国に詳しいジャーナリストが語る。

「独裁者とされるルカシェンコ大統領は、少しでも自分の意に沿わないと思えば、閣僚であれ、簡単に斬り捨ててきた。そんな人物がマケイ氏を10年間も外相に起用し続けていたわけですから、そこには絶対の信頼があったことは間違いない。ただマケイ氏は、ウクライナ侵攻勃発後は、ロシアとの同盟関係を重視する一方、国連安全保障理事会では『交渉を始めるのは早いほどいい』と話し、和平交渉を促す立場をとっていました。そんなことから、欧米メディアは『ベラルーシと欧米との関係改善に取り組んできた人物』『ベラルーシで唯一西側と対話が出来た人物』と評してきたものの、国内に敵が多かったのも事実。いずれにせよ、マケイ氏の死が今後、ベラルーシとロシアの関係に影響することは間違いないでしょう」

 ベラルーシ外務省報道官によれば、マケイ氏は23日にアルメニアの首都エレバンで開かれた、ロシアが主導する旧ソ連圏の集団安全保障条約機構(CSTO)首脳会議に出席。25日まで国内で会談をこなし、28日にはベラルーシの首都ミンスクでロシアのラブロフ外相と会談する予定だったとされる。

「前日まで精力的に公務をこなしていたことや死因が公表されていないことで様々な疑念が生じ、“暗殺説”など突拍子もない憶測が流れています。同氏は9月の国連総会でウクライナ侵攻に関連し、ベラルーシにも制裁を科している西側諸国に向け『対話に戻るべきだ』と主張。直近に行われたリアノーボスチ通信のインタビューでも『地球規模の戦争を阻止する』と、その必要性を訴え続けています。そのため、強硬派からは疎まれていたはず。次の外相に誰が就くのか。その人物がロシアとどんな関係性を持っているのかにより、マケイ氏急死の真相が明らかになる可能性はあるでしょうね」(同)

 ロシアでは相次いでオリガルヒの不審死が伝えられるが‥‥。はたして、マケイ氏「急死」の真相は?

(灯倫太郎)

以下ソース
https://asagei.biz/excerpt/51721

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