―[歌舞伎町[トー横キッズ]最新事情]―

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全国“地雷界隈”MAP

行き場のない若者が集まり、社会問題化する新宿歌舞伎町のトー横キッズ。彼ら彼女らを取り巻く環境はいま変革期にある。多発する事件、コロナの収束、そしてハウルの死――。居場所を求めて身を寄せ合った先に、何が起きているのか?

横浜市の定時制高校に通う17歳の男子は、今年5月から界隈に顔を出すようになった。薄地のファンデーションに涙袋を強調したメイクで仕上げ、ぴえん系女子さながらだが、“シノギ”は手堅い。

「界隈で稼ぐといったら、女子はパパ活。男は女子に貢いでもらうか、ツイッターでパパ活女子を装って界隈の女のコたちに“案件”を斡旋していますね。案件って要はパパ活のこと。本番なしで1.5、本番なら3、ゴムなしで5万円ってとこですかね。僕はその中から1割だけもらって、まぁ一日に2万〜3万円にはなります。女のコは客を見つけるのが面倒くさいので、僕とかに頼んでくるんですよ」

しかし、界隈に人が以前ほどいなくなってからは、あまり稼げなくなったという。かつての仲間たちは、実家に帰ったり、渋谷のセンター街へと離れていったりした。代わって登場したのが半グレグループだ。

「彼らはパパ活をやっている女のコをダシに男の人をおびき寄せて、防犯カメラのない場所で恐喝したり、売春させた後に『あのコ、未成年なんだぞ』と美人局で脅してカネをふんだくっています。ほかにも女のコとのセックスを撮影して、妊娠させて出産まで撮影して出産AVなんかを売り出す。クサの運び屋の話もよく聞きます。

犯罪がどんどん先鋭化しています。僕たちは大人社会に不信感を持っているので、警察に被害届は出しにくい。彼ら、そこにつけこんでいるんです。僕は父がネグレクトで母は過干渉で、中学の頃から不登校気味だったので、同じような境遇のコたちが集まる賑やかなトー横は別世界みたいに楽しかった。でも最近はさすがに怖くなってきたので、たまにしか行ってないです」

トー横は、いつしか反社の橋頭堡と化してきた。

トー横界隈には“リアコシステム”と呼ばれる推し活がある。女性が男性に貢ぐ行為のことで、リアコとは「リアルに恋している」の略。その対象は、彼氏、ホスト、そして最近流行しているのが、メンズ・コンセプトカフェだ。ホストクラブよりもハードルが低く、沼にハマる少女が急増。

中学3年生の少女は、あどけない顔立ちとは裏腹に、人生を達観したように実体験を語った。

「今年の3月頃からトー横に通うようになって、初めのうちは自分はパパ活なんかしないと思っていたけれど、メンコンにハマっちゃって。推しに最初は1万円を支払っていい気分になっていましたが、1位にしてあげないといけないという義務感に駆られて、どんどんボトルを入れるようになって。推しに貢ぐために、パパ活を一回5万円で一日2〜3件、それを毎日やって最高で月300万円稼ぎました」

ツイッターで客が見つからなければ、単価を下げて新大久保付近の街頭に立って声がかかるのを待つ。本番中出し5000円という中学生が現れたせいで、パパ活の相場が下がったこともあったという。

一度、男性とホテルに入った様子を不審に思った通行人から通報されたが、パパ活はやめていない。

「人間の価値はお金で決まると思ってます。お金がなければ自分に価値がないって。推しからは『生活費で一日5万円くれ』と言われていて、もっと稼がないとって思うけど、梅毒にかかっちゃって。ほかにも、淋病、クラミジア、トリコモナス、コンジローマ。性病に5つもかかりました。コンジローマをレーザーで切り取ったときは本当に痛かったです。……やっぱりメンコン通うのやめたほうがいいと思いますか?」

推しに送ったLINEには「ごめんね。もう辛いの別れたい。私の年齢で50万って無理だし」と悲痛な思いがつづられていた。

親は頭の良い弟ばかりをかわいがり、きょうだい差別を受けてきた。充足感を求めてたどり着いたはずが、普通の恋愛とは、幸せとは何かを自問自答している。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1876219

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