【宗教】旧統一教会が５月に韓国で合同結婚式を開催　阿部克臣弁護士「多額な献金を持ち込む可能性」と警鐘

　世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の問題に取り組む全国霊感商法弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は１６日、国会内で開かれた立憲民主党の国対ヒアリングに出席。旧統一教会が５月に韓国で合同結婚式を予定していることを明かした。

　阿部氏は冒頭、「統一教会が出している機関紙的な新聞『中和新聞』に『今年は５月７日に祝福式が予定されており、日本でも多くのカップルが参加準備を進めています』と書いております。この祝福式は韓国で行われるということ。合同結婚式の開催に伴って多くの日本人信者が渡韓して、参加することが見込まれています」と発言した。

　合同結婚式は霊感商法と並んで、大きな社会問題になった。

　阿部氏は「統一教会の教義としては、人にはもともと『原罪』という生まれ背負った罪があると。それが祝福ということで（合同結婚式を）受けると、血統が転換されて、原罪がなくなる。信者にとって合同結婚式に参加することは、祝福を受けることで大きな目標になっています」と説明。さらに２００２年の東京地方裁判所の判決を持ち出し、次のように述べた。

「なぜ違法かというと、『文鮮明氏が選んだ相手を断る自由がなかった』と認定されています。もうひとつは、違法な方法を目的によって自己の罪を強く意識させられる。その強化プログラムの中で『救われる唯一の方法が合同結婚式に参加することだ』と教え込まれた経緯。これは婚姻の自由を侵害するものだと認定されています。合同結婚式が行われることは、違法性を認めるような行為がなされる可能性が大きいのです」（阿部氏）

　今回の旧統一教会の合同結婚式は、新型コロナ禍明けに開催されることから大規模になることが予想される。

　阿部氏は「韓国に信者が（献金など）多額の現金を持ち込む可能性があり、注意深く見ていく必要があります」と警鐘を鳴らした。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/254212

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