「先生、昼に天丼を食べちゃだめだね」
「消化吸収に時間がかかって胃腸に血流が集中して、下半身にいく血が足りなくなるからね」
「じゃあ、どうすればよかったの」
「蕎麦(そば)とか、軽めにすればよかったね」

これは愛媛県の『富永ペインクリニック』で院長をつとめる富永喜代氏が、自らが主宰するFacebookに登録する60代男性とのやりとり。医師が主宰するコミュニティサイトでは最大級で、性行為について真面目に語り合う稀有(けう)な場として注目されている。

「この人は4時間もあれば空腹になると思いこんでいました。ところが胃は空でも腸は消化吸収に動いていた。勃起に回す血流がなかったんです。体の中の血液量は中高年になると若い頃より減り、子供が70%に対し、中高年は50%と言われます。中高年のほうが腹持ちがいいものをたくさん食べると、消化吸収する胃や腸に多くの血液をとられる分、生殖器に血が回らなくなる。ですからとくに中高年の男性は何を、何時に、どれぐらい食べるかが大事です」(富永氏、以下同)

富永氏は、30〜80歳代の日本人男女の登録者1万3000人に対するインターネット調査をもとに昨年9月、日本性機能学会で「人生100年時代を生きる日本人中高年の性事情」というレポートを発表し、話題になった。「人生最高のセックスは何歳のときか」など6つの質問に対する分析を行い、本誌の’22年11月11日号でも紹介した。とくに「性行為をする時間帯」の回答は大方の予想を大きく覆(くつがえ)した。

最も多かったのは22〜24時だが、早朝から励む人も多く、回答者全体の4分の1は午前中にしていたことが判明した。「性行為は夜するもの」という常識を覆す結果を発表した富永氏に、「昼する派」(14〜15時)、「夜する派」(22〜23時)、「朝する派」(翌朝6時)がそれぞれベストパフォーマンスを出せるよう、「イタしたい」時間に合わせて何を食べればいいか、メニューを出してもらった。

●午前8時【昼する派の朝食】
・納豆、卵
・チリメンジャコ
・ヨーグルト

ポイントは、納豆に多く含まれるトリプトファンと、チリメンジャコや卵に豊富に含まれるビタミンEだ。

「トリプトファンは一般的に『幸せホルモン』と言われるセロトニンの原料として重要です。リラックスしてセックスに挑める気分を整えてくれます。ビタミンEは精巣の機能を高め、精子の数を増やすと言われます。性欲ややる気に関係する男性ホルモンのテストステロンの分泌を期待できる大事なビタミンです」

さらにヨーグルトで腸内環境を整えることも、イタすうえで重要だという。

「腸内環境がテストステロンの増減につながることが最近の研究でわかってきました。腸内環境が悪いと、免疫力が低下して疲れやすくなるだけでなく、男性ホルモンの分泌低下の引き金になります」

●午後12時30分【昼する派の昼食】
・豚キムチ
・さば缶&ゴマ
・麦飯、豆腐の味噌汁

ポイントはキムチ、味噌汁といった発酵食品で腸内環境を整えること。ご飯は白米でも構わないが、腸内環境を整えることによりこだわって麦飯を選んでいる。キムチの唐辛子には血流改善効果があり、アリシンを多く含むニラ、ニンニクを食べることで滋養強壮効果も狙える。

「アリシンには疲労回復効果があるビタミンB1の働きを持続させる作用に加え、動脈硬化の予防も期待できます。陰茎動脈は非常に細いため、動脈硬化の影響を真っ先に受けてED(勃起不全)をひき起こします。また、さば缶にふるゴマにはビタミンB6が多く含まれており、セロトニンの合成を促します」

昼食後、お腹が落ち着いた午後2時から3時ごろにかけて彼女と”一戦交えた”男性や、昼はスキップして夜のセックスに備える男性もおやつに何を食べるかは大切だ。

続く

以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/294778

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