【宗教】八代英輝弁護士　旧統一教会に一歩も引かず　「ひるおび訴訟」は“キリトリＮＧ”で徹底抗戦

　八代英輝弁護士とＴＢＳが、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）に名誉毀損で提訴された訴訟の詳細が明らかになった。請求された慰謝料は２３００万円。八代弁護士が番組で語った教団の「犯罪行為」発言をめぐり、教団側が犯罪行為を否定すれば、八代弁護士側は〝キリトリＮＧ〟で突っぱねて、激しく応酬している。

「おはようございまーす」。ＴＢＳ関係者によると、八代弁護士は今月１１日朝、いつものように東京・赤坂のＴＢＳに入った。レギュラーの同局系「ひるおび」に出演するためだ。数時間後に始まる教団との訴訟は部下の弁護士に一任して――。

八代弁護士とＴＢＳは教団から提訴された。きっかけは、昨年９月１日放送の「ひるおび」。八代弁護士が番組で教団について「カルト団体」「反日的思想」などと語り、「教団がやっている外形的な犯罪行為など」と発言したことだった。

　教団はこれを問題視。名誉を毀損されたとして、当該発言の八代弁護士と放送したＴＢＳを相手取り、２３００万円の慰謝料を求めて東京地裁に提訴したと昨年９月、発表していた。

「実質的には八代弁護士ＶＳ教団。主な争点は、八代弁護士の『犯罪行為』発言を裁判所がどう評価するか、です」（法曹関係者）

　関係者や訴訟記録によると、訴訟の審理は昨年末までに３回、非公開のオンラインで進行。ＴＢＳと八代弁護士は教団との和解を望まず、請求棄却を求めて徹底抗戦している。公開の審理は今月１１日、東京地裁で初めて行われた。

　教団側は、八代弁護士の当該発言は断定的で、教団が犯罪行為をしていると視聴者に誤認させたと主張。ＴＢＳには放送事業者として共同不法行為の責任があるとした。対する八代弁護士は毅然と反論した。「自身が代表を務める法律事務所の部下の弁護士を代理人に据え、戦っています」（同）

　八代弁護士側は、当該発言は断定的ではなく抽象的な表現で、放送内容全体から判断すべきだと訴えた。ダウンタウンの松本人志はフジテレビ系「ワイドナショー」を３月に卒業するまで、コメントを一部抜粋する〝キリトリ〟はすべきではないと語っていたが、「まさに同じことを言っています」（同）。

「犯罪行為」という表現も、教団のいわゆる霊感商法や高額献金を指すと主張。発言の真意は、放送当時の昨年９月に取りざたされた自民党と教団の関係調査の是非について、信教の自由を理由に避けるべきではないとの主旨だったとした。

　ＴＢＳ側は、八代弁護士の当該発言は情報番組のコメントの範囲内とし、擁護している。八代弁護士の弁護士は取材に「現状では特にコメントすることはございません」と回答を控えた。教団の担当者は取材に「裁判所の判決に従わせていただきます」と回答した。

　判決期日は６月３０日となっている。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/260564

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