山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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バタバタ

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第135回は「バタバタ」だ。

 妖怪「婆多婆多(バタバタ)」というものがいる。江戸時代から広島で存在がささやかれている伝承妖怪で、「バタバタ」という音を立てるのが特徴である。似た妖怪に「畳叩き」も存在しており、こちらも深夜に「パタパタ」と畳をたたくといわれている。

 江戸時代の宝暦8年(1758年)に広島市鷹野橋地区で大火があり、その後、この地区で畳やむしろをバタバタとたたくような音がするようになったらしい。この火事で犠牲者が出て、それが妖怪現象になった可能性はあり得る。ちなみに昭和以降も出現しており、第2次世界大戦で広島に原爆が落ちた後にも、そのような音がして、みんな不思議だったという。

 近年では、タカノ橋商店街で「妖怪バタバタ祭り」らしきものが開催された。筆者はこの商店街に取材に行ったことがあり、気がついたことがある。同所では、かつてお殿さまが狩りを行っていた。お殿さまが獲物を捕まえやすくするために、畳をたたいて動物を追い出したといわれている。

 つまり、殿さまの狩り=庶民が近づいてはいけないものであり、狩りを象徴する畳たたきそのものが、いつしか妖怪になってしまったのかもしれない。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/261344

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