0001逢いみての… ★
2023/08/24(木) 01:34:24.09ID:CAP_USER【詳細】
母なる大自然、あるいはこの世の創造主は実は人間よりも先に高知能なヒューマノイドを誕生させていたのだろうか。しかし残念ながらその試みは“時期尚早”であったかもしれない――。
人間に似ているものの人間ではないヒューマノイドの化石やミイラが発見されることがあるが、その中には巨大な頭蓋骨を持つ古代の人骨であるボスコップ(Boskop)の遺骸がある。
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1913年に南アフリカ共和国トランスバール州ポチェフストルーム地区ボスコップ村で頭骨化石が発掘され、それが後に「ボスコップ頭骨(Boskop skull)」と呼ばれ、自ずからその持ち主はボスコップ人(Boskop Man)であるとされた。
年代測定についてはあまりくわしく分析されていないようだが、スパンはきわめて広く30万年前から1万1700年前まで(中期石器時代および後期更新世)の間と考えられているようだ。
特筆すべきはその頭の大きさである。ボスコップ人の脳容積は現代人よりも30%大きい1900立方センチメートルにも達している。
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南アフリカのポートエリザベス博物館館長で爬虫両生類学者のフレデリック・フィッツシモンズ(1870-1951)氏によれば、ボスコップ人は人類の先駆者であると考えられているクロマニヨン人であると同時に、絶滅した種族の1つに属していると言及している。
多くの科学者はボスコップ人が人間であると信じ、ボスコップ人の骨格の構造は、彼らが直立歩行していたことを示し、その顎の構造は話すことができたと示唆されている。
2009年にアメリカの有名な神経生理学者ゲイリー・リンチ氏とリチャード・グレンジャー氏によって『Big Brain: The Origins and Future of Human Intelligence(大きな脳: 人間の知性の起源と未来)』という著書が出版され再びボスコップ人が脚光を浴びることになった。
著者らは知能のレベルに正確に関与する脳の前頭葉が、ボスコップ人では非常に強く発達しており、それらは我々の脳の対応する部分よりも1.5倍大きいことを指摘している。
つまり著者らは、ボスコップ人はさまざまな情報の流れを並行して処理し、複雑な状況を分析し、さまざまな物事や出来事の間の目に見えないつながりを捉えることができ、おそらく彼らの記憶力は我々の記憶力よりはるかに優れていたと説明している。
しかしそうだとした場合、なぜそれほど高知能であったボスコップ人が絶滅したのか。
リンチ氏とグレンジャー氏は、彼らの脳は古代人の乏しい栄養状態によってエネルギー不足状態にあったという仮説を立てた。
あるいは、彼らには自分たちの可能性を発揮できる場所がなかったのかもしれない。文化がまだ形成されておらず、周囲の世界についての知識が不足していたのだ。いくら知能が高くとも、基礎的な技術や社会インフラが整った環境にいなければその知能は“宝の持ち腐れ”になってしまうというのである。
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「おそらく、自然は脳の進化の変種の1つをボスコップ人で試したのでしょう」と、ロシア医学アカデミーの人体形態研究所の発生学部門長で生物科学博士のセルゲイ・サヴェリエフ氏は示唆する。
「しかし、この試みは事前に失敗する運命にありました。 このような脳を維持するには多大なエネルギーが必要ですが、得られるメリットはほとんどありません」(サヴェリエフ氏)
続く
https://www.youtube.com/watch?v=fn7rmqKN_SI
文=仲田しんじ
以下ソース
https://tocana.jp/2023/08/post_255155_entry.html
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