0001逢いみての… ★
2023/09/09(土) 23:12:40.83ID:CAP_USER貧しい老後を送らなくてすむように、私たちはどうすればよいのか。まず心しなければならないのは、老後をしっかりと見据えて、長期的な視点で貯金や投資、個人年金の増額などを行い、老後資金を確保しておくことだ。特定非営利活動法人ほっとプラス理事で『下流老人』などの著書がある藤田孝典さんが言う。
「本来なら国がきちんとした年金制度を整えるべきですが、余裕があるならNISAやiDeCoのような老後の資産形成をしておくこと。特にいまの現役世代は、それがないと人生100年時代を生きるのは難しい。あとは手に職をつけておくことも大切です。有資格者の貧困率が低いことはデータでも明らかなので、若いうちに何らかの資格を取ってスキルを身につけておいてほしい」
また、頼れる先を増やすために、周囲の人たちと親しい関係を築くことも必要だ。
「家族や友人など、とにかく人を大事にする。人とのつながりが失われることをわれわれは“関係性の貧困”と呼んでいますが、関係性の貧困が解消されれば、人づてでいろいろな情報が入ってきます。『こういう制度があるよ』とか『あそこのNPOに行ってみるといいよ』など知識が増える。
われわれのNPOにも、友達から紹介されました、民生委員から紹介されました、というおじいちゃん、おばあちゃんは多い。『女性セブン』などの雑誌も含めて、いろいろな情報に目を通しておくことも必要です」(藤田さん)
そして、貧困状態に陥ったら、生活保護というセーフティーネットを活用したい。日本テレビのディレクター時代から貧困問題に携わってきた上智大学文学部新聞学科教授の水島宏明さんが指摘する。
「日本では長く“生活保護を受けるのは恥ずかしい”というイメージや偏見があり、行政もそういう見方を是正しようとしてこなかった。生活保護のハードルが高いことが、最大の問題です」
欧米に比べ、生活保護の利用率が低いことも指摘されているが、「早めに頼るべき」(藤田さん)という声があるように、私たちには誰しもに利用する権利がある。
生活保護の申請同様、貧困を回避するには、妙なプライドを持たないことだ。「まだ大丈夫」という強がりや「親族に問い合わせがいくくらいなら、生活保護を受けずに頑張る」といった羞恥心は、死にも直結してしまう。
「例えば、この猛暑のなかで“貯金が少ないから、エアコンの修理代や購入費を控える”というのでは、それこそ命にかかわります。
行政側も“貯金が生活扶助費の1か月分程度を切ってから来てください”と言ってがまんさせようとするので、私はまずエアコンや家電製品を新規購入し、貯金を減らしてから生活保護を申請しに行けばいいと伝えています」(藤田さん)
最悪の事態になる前に、頼れる制度はしっかり活用したい。
以下ソース
https://www.moneypost.jp/1059293
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