0001逢いみての… ★
2023/09/15(金) 22:51:59.30ID:CAP_USERそんなおじさん構文が度々話題にされるなか、「自分の文章ももしかして……」と心配になっている人たちがいる。そもそもなぜ絵文字をたくさん使うのか、そして現在、おじさん構文とどのように向き合うようになったのか。中高年男性たちに聞いてみた。
メーカー勤務の50代男性・Aさんは、特に家族や職場の部下に指摘されたわけではないが、「おじさん構文に敏感になった」と認める。
「話題になり、例を見た後に自分のメッセージを見返すと、たしかに絵文字が多いような気が……。最近は、少し控えめを心がけています。自分が押しも押されもせぬおじさんなのは間違いないんですけど、今はおじさん構文になっていないか心配で、メッセージを送信する前に、必ず3回くらい読み直しています」
絵文字を多用しがちになっていたAさんだが、かつては絵文字を使わないタイプだった。それがどこで転換したのだろうか。
「昔、仕事でもプライベートでも、メッセージを送った相手から『怒ってる?』『なんか冷たい』といったことをよく言われたことがあって、そんなつもりはないのに……と、なるべく絵文字をつけるようになった気がします。
絵文字で、できるだけ柔らかくしたり表現も優しくするなど、伝え方を工夫していたら、おじさん構文になっていたということですね……。若い人はむしろ絵文字をつけていないと知って、捉え方のギャップに驚かされるばかりです」(Aさん)
周囲からさりげなくおじさん構文を指摘されたのは、広告代理店勤務の40代男性・Bさんだ。おじさん構文という言葉の意味を知ってから、部下の女性から、文面について「ユニークですね」「暗号文みたい」と言われたことを思い出した。
「おじさん構文を紹介するニュースを見たとき、私のスマホが画面共有されている感覚に陥りました……。思えば、『サン』『ゴメン』などカタカナにしたり、『かな〜』『あらあら』『(笑)』なんかもよく使っていました。
絵文字は、青ざめた顔や汗、ビックリマークやハテナも多用。少しでも親しみを感じてほしかったので、あれこれ盛り込んだら、立派なおじさん構文に仕上がっていました(苦笑)」
親しみを込めようとしたが、裏目に出てしまったBさん。現在は相手の文面に合わせて対応することを心がけているという。
「ちょっとした冗談を交えながら、絵文字で親しみを込めようと無理していたのかもしれません。もし相手を不快にさせていたら、親しみどころではありませんよね。
自分の思うように勝手に書くのではなく、相手のスタンスに歩み寄り、合わせていった方がいいと思い、相手が絵文字を使用すれば使うし、あまり使わない人なら控えめにしています。送信前に自己添削して、絵文字を減らすのがルーティーンになりました」(Bさん)
親しみのつもりが、思わぬトラブルにつながったケースもある。IT企業に勤務する40代男性・Cさんが、ハートマークを女性に使ったときのことだ。
「ある女性社員からハートマークの絵文字が入ったメッセージをもらい、なんだかうれしくて私も感謝や親しみを伝えるために、笑顔の周りにハートマークが3個入った絵文字で返すようになりました。そのうち、転職してきた若手の女性社員にも同じスタンスで絵文字を使っていたら、『ハートマークはセクハラだし気持ち悪い』と忠告を受けて、ハッとしました。
ハートマーク一つにしても、人によって受け取り方が違う。他の絵文字の使用についても、不快に思われていそうで怖くなりました。ただそうはいっても、絵文字を全く使わないのも、かえって冷淡で嫌われそうな気もするので悩ましいです……」
親しみや柔らかい印象を持たせる配慮は大切だが、過剰気味だったと自戒する人も少なくないようだ。おじさん構文に世に広く知られたことで、文面だけでなく自らのコミュニケーションのあり方も見直す機会になったのかもしれない。
以下ソース
https://www.moneypost.jp/1062083