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 日本共産党の千葉県議会議員が令和6年能登半島地震の救援を名目の募金活動を行いながら、現政権の打倒を訴えた。被災者の救援、支援はイデオロギーとは無関係に最優先で行われなければならない事項であるが、わざわざ政治主張を繰り返す点には募金が政治目的で行われたのではないかと感じる人は少なくないと思われる。被災者救援を名目に党勢の拡大を目論んでいると言われても仕方がない。

 元日に発生した令和6年能登半島地震の救援を名目に募金活動を行なったのは、日本共産党の千葉県の三輪由美(みわ・よしみ、以下、県議会HPの「みわ由美」表記を使用)県議。地震発生の翌日の2日から、本人のXによると松戸市などで「能登半島地震救援募金」という名目で募金活動を行っている。

 2日午前には自宅と思われる場所で書き初めのつもりなのか、「能登半島地震救援募金」と毛筆でしたためた動画@をアップした(1月2日午前9時22分投稿)。

 およそ1時間半後には仲間と共に街頭で募金を呼びかける動画Aを公開(2日午前11時5分投稿)し、その46分後には、異なる場所(松戸市の熊野神社前)で、松戸市議と紹介された人物らとともに募金を行う傍ら、救援の必要性などを強調するシーンを撮影した動画Bを投稿している(2日午前11時51分投稿)。さらに動画Cでは、みわ由美議員が「昨日の元旦の夕方、子供たちや高齢者や市民の方たちが、今も命の助けを求めて頑張っています。大火事、そして倒壊した建物です。食料や水や本当に温かい毛布などがありません。松戸でできることはを今、できることは救援募金だと、本日朝からこのように回っています。」と呼びかけている(2日午後3時13分投稿)。動画Dでは、日本共産党のサポーターとする人物が募金活動中に松戸駅まで駆けつけてくれたことを紹介している(2日午後5時38分投稿)。

 同議員は募金の成果について、以下のように報告をするポストを引用する形でリポストした。

「本日の、万満寺、熊野神社(金ケ作)、松戸駅東口での能登半島地震救援募金は合計5万4097円が寄せられました。お預かりした救援募金は、中央委員会を通じてそのまま被災自治体に送らせていただきます。」(JCPマツカマ 病院なくすな!戦争するな!)(みわ由美氏が1月2日午後7時43分に引用リポスト)

 みわ由美氏自らが直接語っていないので断定はできないが、集まった募金は被災した自治体に届けられると、多くの人は考えるであろう。

 ところが、みわ由美氏らは募金を呼びかける際には以下のような言葉をかけている。

「裏金づくりの自民党政権を早く終わらせましょう。5年間で43兆円の軍事費とんでもありません。○○○○○打開と暮らしを守れ、と、頑張りましょう」(動画A、○○○○○の部分は聞き取れず)

 さらに募金の趣旨をカメラの前で説明している動画では以下のように語っている。

「もうね、あの裏金づくりを反省しない自民党、裏金づくりを絶対やめさせる違法献金をきっぱりとやめさせ、暮らしと命を守れる政治に、皆さん、新しい政治に今年こそ切り替えましょう。」(動画@)

 松戸市議と紹介された男性(嶋村新一市議と思われる)は動画内で以下のように語った。

「すぐに立ち上がる日本共産党なんで、この後も松戸で募金活動を行います。今年は自民党政治を終わらせましょう。」(動画@)

 また、松戸駅周辺と思われる場所ではみわ由美議員が語る。

「裏金づくりに奔走してきた自民党が、一体何をやってきたのかが本当に問われていると思います。」(動画C)

 このように募金を呼びかけながら地震とは関係のない話をし、動画A、動画Cなどでは実際に被災者救援とは全く関係のない政治主張をしている。さらに支援者らが持っているポスターなどには「岸田”裏金”もっと闇」という見出しの機関紙赤旗や、「パーティー券裏金疑惑 真相究明を」「憲法9条いかし平和の外交を。」「ウクライナに平和を」などの政治主張が並んでいる。

 こうした行動を見ると、みわ由美議員らはどこまで被災者のために、被災者のことを思って活動しているのか疑問が残る。

続く

以下ソース
https://reiwa-kawaraban.com/society/20240102/