元環境少女<Oレタ・トゥンベリ被告(21)が1日、抗議デモを巡る公序良俗違反の罪で裁判を受けるためロンドンの裁判所に出廷した。公判後「本当の敵が誰であるかを忘れてはならない」と、気候変動活動家たちへメッセージを発した。英紙デーリー・メールが報じた。

 グレタ被告は昨年10月17日、ロンドンのホテルで行われた石油業界の会議に対する抗議デモに参加し、公共集会の条件を遵守しなかったとして逮捕され、公序良俗違反の罪で起訴された。昨年11月15日の公判で無罪を主張し、この日も法廷に立った。

 化石燃料に関する会議が開催されているメイフェア・ホテルの入り口を妨害したことが、逮捕の決め手となった。これに検察は「警察官は逮捕する前、移動するよう最終警告を与えていた。最終警告を受けたのにその場にとどまったため逮捕された」と主張した。

 公判前、グレタ被告は「気候変動への抗議活動は犯罪ではない」とプラカードを掲げた。公判中、グレタ被告はマメにメモを取っていたという。

 公判後、グレタ被告は法廷の外で声明を発表した。

「私たちは本当の敵は誰なのか、私たちは何を守っているのか、私たちの法律は誰を守ることを目的としているのかを思い出さなければなりません。人類を犠牲にし、環境や気候危機の影響で苦しんでいるすべての人々を犠牲にして…資源を意図的に破壊し犠牲にする者たちに対する歴史の裁き…そして将来の世代、あなた方自身の子供たちを犠牲にして…」

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290926