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 Instagramでは、インフルエンサーが自身のアカウントでレストランやカフェを宣伝する代わりに食事を無料にしてもらえることがあるようだ。

 しかし、イギリス・マンチェスターのアジア料理系レストランは、それを目当てにDMを送ってきたインフルエンサーを一蹴した。

 するとインフルエンサーは自分の顔に泥を塗られたと感じたようで、怒りのDMを返してきたという。

 3月2日、マンチェスターにある人気のアジア系料理のレストラン『Lucky Ramen and Sushi』がインスタグラムで投稿した1件は、大きな反響を呼んだ。

 ある女性インフルエンサーが、このレストランにDMを送ったことからすべてが始まったようだ。

急な話で申し訳ないのですが、明日マンチェスターに行くので、パートナーとブランチを食べに行く場所を探しています。

 こう切り出した女性。つまり、「自分のアカウントにあなたの店を宣伝してあげるから、私たちの料理を無料にしてちょうだい」という要求だった。

 それを知った店側は、女性への返信で「無料での食事提供はお断りします」と皮肉たっぷりに拒絶し、そのことをInstagramで報告した。

本当に?インスタの投稿と引き換えに無料で食事を提供しろというスリリングなDMが届きました。
当店の料理を紹介することで元がとれるってことですね。
私たちの店を選んでくれたことは本当にうれしいのですが、お金を払ってくれるお客さんの方を高く評価します。

 すると女性インフルエンサーは、自分の顔に泥を塗られたと思ったのだろう。店に怒りのDMを寄こしてきたという。

個人的にあなたたちは常軌を逸していると思う。私たちのような人間はタダで食べる資格がないとでも?
念のために言っておくけど、私たちは“無料で”あなたの店を宣伝するためにベストを尽くしてあげようとしているのよ!
私たちの時間や労力、それに努力、またポジティブなエネルギーを提供する対価として、無料の食事を要求するのはいけないことなの?
私たちインフルエンサーをそんな風に晒し者にしたいのなら、もう結構よ。
あなたの店の料理はおいしそうだし賑やかでいい雰囲気だと聞いているから、応援してあげようと思ったんだけど、あなたの傲慢さには吐き気がするほど不快だわ。
あはは、面白くて笑っちゃうわ。私たちインフルエンサーはね、好きなところに行って好きなものを食べるの。そしてすべて無料なのよ!最後に笑うのはどちらかしら?

 店側はそのインフルエンサーの名前は出さなかったが、送られてきた彼女のスクショを店のアカウントに投稿し、ジョークを交えてキャプションにこのように綴った。

このインフルエンサーからの反応は目から鱗でしたね。スタンディングオベーションに値しますよ。
あなたの舞台裏の駆け引きを暴こうとしたことを本当に申し訳なく思っています。
あなたが望むすべての無料食事のために、私たちがレッドカーペットを敷けばいいのですね。
シェフたちはクロックスやビルケンシュトックを履いて調理している場合ではないですよね。
あなたのために私の親父が戦時中に贈られた名誉勲章まで気前よく差し出せばいいのかな?なんなら親父が乗っているエコ・フレンドリーなハイブリッド車椅子もおまけで持ち込みますよ?
そうだ、グーグルやトリップアドバイザーに5つ星レビューを残すこともお忘れなく!
ご理解に感謝するとともに、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 嫌味たっぷりにウィンクの絵文字で締めくくった店側の厳しい対応に、ユーザーらからサポートの声が寄せられている。

・LUCKYは長い行列ができるほど人気のレストランだよ。インフルエンサーのそんな要求なんか受ける必要はないでしょう。
・インフルエンサーとやらは、いつになったら小さな企業を支援することを理解するのだろう。企業からタダで物をもらうのは結構だけど、中小企業にそれを期待するなよ。
・タダ飯をねだるということは、あまり儲かっていないインフルエンサーなんじゃないの。

 不快な思いをさせられた店側はファンの支援に感謝しつつ、問題のインフルエンサーについてこのように話している。

私たちは名指しで恥をかかせるようなことはしていません。それはまた別の日にしましょう。

以下ソース
https://karapaia.com/archives/52330030.html