もう一つパパ活の隠れた問題は、女子大生を相手に非常に偏重したブームであり、食事と言う人目に晒される行為を伴う点だ。
これは、そもそもパパ活は都市部以外では、成立が困難という本質を示す。
日本の多くのエリアで、女性がパパ活しようにも、その条件がなく、一方で売春しなくてもお小遣いを得られている都市部の現実を知ることで、容易く売春できない。
この事が、地方でのパパ活完全終了のシナリオである。
都市部の現状の原因は単純で、円光という身体を売る事が当たり前の時代を知らない世代となって、女子大生中心では、身体を売ってまで高額を必要とする女性は多くない事が表面化しただけだ。

円光の衰退は、業者の影響も大きいが本質は相場の崩れだ。
要は、小遣い程度ではなく一定額以上の報酬を必要とする層にとって魅力的ではなくなった。
なぜ相場が崩れたか?
異常な円光ブームにより異常な相場の高騰、そしてそのブームも落ち着き相場も落ち着く。
が、多少の小遣い欲しさでも、売春をする選択を多くの女性がする程度に、売春の敷居を下げたのが円光で、女性の供給過剰状態が相場を押し下げたのは間違いない。
その状況でパパ活が投げ込まれれば、当然火がつくわけだ。

ところが、今は、パパ活によって容易く売春をする様な状況は消し去られてしまった。
この状況で円光に対するパパ活のような、素人売春をかつての円光のように復活させる劇薬は、おそらくない。