その後風呂で体中を洗われた。全裸で強く抱きしめられ、ごめんねと何度も謝っていた。今日のことは誰にも話さずに、秘密にして欲しいと頼まれた。
俺はその場を早く離れたくて、頷くしかなかった。
風呂を出ると、パンツとズボンを履かせてくれた。

結局その日のことは、誰にも話すことが出来なかった。おじさんの部屋に行くこともなかった。
しかし、たまに外であうと見つめられているようで怖かった。
その翌年におじさんが亡くなったことを知った。