トレーニング未経験者を用いて1分間のインターバルと2.5分間のインターバルで比較した研究では、
1分間のほうがトレーニング後のテストステロンやコルチゾルのレベルが高くなったものの、トレーニング期間が長くなるにつれて差が小さくなり、10週間後には両者の差がなくなっている。
そして筋断面積は1分群が5.1%の増加だったのに対し、2.5分群は12.3%の増加だった。
またトレーニング経験者にベンチプレスとレッグプレスを行わせ、インターバルが1分の群と3分の群、5分の群に分けて16週間トレーニングを行い、筋力を比較したところ、
5分インターバル群が最大の効果であり、1分インターバル群が最低の効果だった。

このような結果から、1分間という短インターバルでのトレーニングは少なくとも筋肥大や筋力強化としては向いていないと思われる。小さい筋肉では2~3分、大きい筋肉では4~5分のインターバルを取るのが心肺機能の回復も含め、現実的だと言えるだろう。